筑波大学案内 2026
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長田 大器2023年入学浪川 聡太2023年入学岩本 樹里2022年入学太田  碧2021年入学サポート体制について10先輩からのメッセージ 僕は高校時代は物理・化学選択で、工学分野に興味がありました。しかし、総合学域群で様々な分野の講義を受ける中で、今まであまり触れることのなかった生物学や農学にも興味が湧きました。また、工学や農学、経済学など異なる学問分野であっても研究や課題の最終的な目標が、環境負荷低減や、人口増加に対応した社会の構築といった共通の目標を掲げていることに気付きました。最終的に生物資源学類に進むことになりましたが、総合学域群で培った、他の学問との繋がりを重視する視点は今でも役立っています。 総合学域群は挑戦できる場所だと思います。様々な興味関心をもった人が集まるので、勉強以外の面でも視野を広げることができると思います。自分も勉強だけでなくスポーツ系サークルや学園祭の運営といった様々な課外活動にチャレンジできた1年でした。総合学域群に入って勉強も学生生活も充実した1年を過ごしていただければと思います。 総合学域群での1年間は、自分の進路を見つめ直し、確信を持つ貴重な時間でした。入試前は情報科学類を志望していましたが、自分が本当にその道を進むべきか迷い、幅広い学問に触れられる総合学域群を選びました。入学後、さまざまな学類の授業を履修し、それぞれの学類の特徴や魅力に触れる中で、自分の興味を深く理解することができました。結果として、当初志望していた情報科学類への移行を決めましたが、この選択に至るまでの総合学域群で学んだことが現在の自分の学業を進める支えになっています。情報科学類の授業は挑戦の連続ですが、自ら選んだ進路であることを誇りに、今後も積極的に学び、充実した大学生活を送っていきたいと思います。入学して所属する類(第1類、第2類、第3 類)、そしてその中のクラスがみなさんの 大学生活初年度の基本単位です。1クラス約20名の学生に対して、1名のクラス担任が、ファーストイヤーセミナーなどを通 じて、修学や学生生活全般について助言 や相談に応じます。総合学域群では、クラス担任の先生も様々な学類・専門学群から選出されています。総合学域群の学生は入学してからの学びのなかで、将来の進路や自分の関心、適性にあった学類・専門学群を選択します。入学直後は、自分の興昧・関心が定まらず学類等の選択や科目の選択に迷うかもしれません。アカデミックサポートセンターでは、志望する移行先の選び方の助言や 適切な履修計画・進路選択等をしっかりとサポートします。・保健管理センター・学生相談室・総合相談窓口・ヒューマンエンパワーメント推進局筑波大学のすべての学生に向けて、健康面などをサポートする体制が用意されています。積極的に活用してください。 総合学域群での1年間は間違いなく大きな人生の転機となりました。私が入学前から興味を持っていた地理学や環境学は文理にまたがる学問です。そのため、高校生の時点で文理を分けることに歯がゆさを感じ、そこで見つけたのが総合学域群でした。 入学後は文系から理系まで様々な学問分野の講義を受け、最終的に地球科学を幅広く網羅する地球学類へと移行しました。現在は森林など自然環境における水・物質循環が、人間活動によってどのように変化するのかについて関心を持っています。 私は移行後にいわゆる理系学生となりましたが、実際には文系的な視点が役立つ場面も多く、統合的な学びの重要性を日々実感しております。その点、大学1年次に幅広い知見を得られることは総合学域群の強みなのではないでしょうか。 総合学域群で過ごした1年は自分の選択肢を広げる時間だったと思います。私が移行した芸術専門学群は絵を描くところだと思っていませんか?私も高校生の頃はそう思っていましたし、進学先の選択肢としてとらえることもありませんでした。しかし、入学後に学んでいくうちに「芸術」の幅は思っていたよりも広いことに気づきました。例えば、私の所属する環境デザイン領域は、自然の地形や土地の歴史、コミュニティづくりなど様々な視点からデザインを作り上げる領域で、様々な分野が融合したような領域だなと感じています。 移行後の3年間は授業や演習、卒業論文や卒業制作を通して、入学時には想像していなかったほど様々な経験をして、たくさんのことを学ぶことができました。移行先を決めるときは不安もありましたが、今は芸術専門学群に移行して良かったと思っています。来年からは大学院に進学し、研究と制作を続ける予定です。ぜひみなさんも総合学域群で自分の可能性を探してみてください!類・クラス移行先:地球学類第1類(文系)移行先:芸術専門学群第2類(理系Ⅰ)アカデミックサポートセンター全学学生支援組織移行先:生物資源学類第3類(理系Ⅱ)移行先:情報科学類第3類(理系Ⅲ)

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