特長卒業論文として、文字資料や非文字資料を読み解き、主体的かつ創造的に理解する力タなどを駆使して自分の考えを明快に伝え、他者の考えを柔軟に理解する力野から現代世界の諸課題に積極的にかかわり、人類の未来へとまなざしを向ける力哲学史学考古学・民俗学言語学13主専攻とコース教員からのメッセージ●テレメールによる請求もできます（p.159 資料請求番号は541380）●返信用の封筒（角形2号）を下記の請求先へ送付してください。返信用封筒には320円分の切手を貼り、請求者の 住所、氏名を明記してください。なお、大学宛の封筒の表に「人文学類案内請求」と必ず朱書してください。 請求先 〒305－8571 茨城県つくば市天王台1－1－1 筑波大学人文・文化学群 人文学類長室人文学類パンフレットの請求方法●https://www.jinbun.tsukuba.ac.jp/pamphlet からダウンロードできます。中村 友香助教 （考古学・民俗学主専攻 民俗学・文化人類学 コース）哲学・倫理学コース、宗教学コース日本史学コース、ユーラシア史学コース、歴史地理学コース先史学・考古学コース、民俗学・文化人類学 コース一般言語学コース、応用言語学コース、日本 語学コース、英語学コース 私は文化人類学という学問を通して、南アジア・ネパールに暮らす人々にとっての「よく生きる」とはどういうことかについて研究をしてきました。参与観察（生活や実践を共にしながら観察したり学ぶ調査手法）やインタビューを行いながら、人々が何を大切にし、どんな実践を行っているのかについて調査をしています。 文化人類学は様々な人の実践や営みについて、人々が置かれた文脈から理解することを大切にしています。このことは、自分が生きている「当たり前」を問い直すと同時に、異なるように見える価値観や実践の間の共通点を探ることでもあります。つまり、知りたいと思う対象のことを研究しながら、同時にそれを見ている「私」についても研究をしているのです。また、「人」だけを単独で研究するのではなく、動植物を含む自然と人間の関係、モノと人の関係も文化人類学の研究対象になります。哲学主専攻：高邁の人―モンテーニュからデカルトへ― / 新学習指導要領における教師の役割―ランシエール『無知な教師』を中心に― / ドゥンス・スコトゥスが「直観的認識」の考え方を導入した根拠について / D・R・グリフィンにおけるプロセス有神論の発展としてのプロセス神学 / 古代インドにおける苦の思想の比較史学主専攻：明治前期の報徳運動 / 古代メソポタミアの知の伝統における『ハンムラビ法典』の伝承 / 中国の近代国家建設と女性―雑誌『婦女雑誌』を中心とした考察― / 19世紀フランスにおける記念物保存活動と中世復興 / 下津井鷲羽山における観光地化と景観認識の変容考古学・民俗学主専攻：「伝統花火」継承における協働―茨城県南部の地域住民と花火業者を事例に― / キョンを正しく扱う―「特定外来生物」という不確定な文脈にみる猟師と加工職人の「生業の論理」― / 前期古墳にみられる玉類の着装形態とその背景 / 中世黒海・東地中海域における金属生産の研究―鉛印章・銀貨を対象に―言語学主専攻：ドイツ語と日本語における感情表現について―「喜び」と「悲しみ」を例として / 受け手のふるまいとしての「なるほど」と「たしかに」の使用に関する会話分析的研究 / 中古和文における接頭辞「うち―」の意味に関する再検討 / Japanese Listeners’ Cue Weighting in the Perception of /w/ in English /r/-/l/ Continuumこの学問は、人間-非人間が共に作り続けてきた/いる世界を問い直し、多種多様な危機的状況や閉塞感、個々の生きづらさから抜け出すためのアイディアを私たちに教えてくれる可能性があると考えています。 私たちが生きている世界について、何か「わかる」というのは簡単なことではありません。どれほど研究をしても「わからなさ」は付きまとい、わからないことが増えていくこともあります。でも簡単にはわからないその部分にこそ、現代社会における多様な危機を回避したり、生きづらさから脱出するためのヒントが隠されているのではないでしょうか。大学や調査地にいるたくさんの先達や仲間と一緒に、小さな「わかった」を積み重ねながら、私たちが今生きている世界、そして未来について一緒に考えてみませんか。コースに定員はないので、要件を満たせば全員が希望するコースに進むことができます。（なお、文学関係の専攻コースは比較文化学類に設置されています。）4年後に身に付く力❶ 専門的能力：人文系の学問の専門的知識や考え方を基盤❷ コミュニケーション能力：日本語、外国語、コンピュー❸ 想像力：「人間とは何か」という問いに根ざし、広い視
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