Q&AQ 希望通りの主専攻分野に入れますか?14先輩からのメッセージ 人文学類は、哲学、史学、考古学・民俗学、言語学の4つの主専攻があり、全部で11のコースに分かれています。各コースにはその学問に精通した先生方がおり、同じ志を持つ同期たちとともに、専門的な知識を深めていくことができます。コースへの所属は3年次からであり、2年次までは自身の興味ある主専攻の授業を中心に、幅広い学問領域に触れることができることが魅力の一つだと思います。自分の専門分野以外の授業であっても、入門や概説などの科目から専門的な科目まで受けることができるため、自分の専攻以外の分野に対しても興味があればどこまでも学んでいくことができます。このような環境のおかげで、人文学類での学びを通して、自身の興味関心に沿った内容をとことん深掘りするとともに、人文学にまつわる幅広い知識を得ることができます。 さらに、筑波大学では自分の所属する学類以外の学群・学類の授業も複雑な手続きなく履修することができることも大きな魅力の一つです。私自身も哲学主専攻の宗教学コースに所属しながら、芸術分野の科目や地理学分野の科目を履修することで、結果的に宗教を検討するうえでの多角的な視点を獲得できたと思います。また、比較文化学類で開設される、人文学類とはまた異なる視点の思想・宗教系の科目を履修したことも大きな糧となっています。 筑波大学の広大なキャンパスは豊かな自然に囲まれ、図書館には膨大な蔵書と知識の蓄積があります。このような整った学修環境で、存分に知的好奇心を満たせるような素敵な大学生活が皆さんに訪れることを願っています。A 入れます。3年次に進むときに正式な主専攻分野と専Q 主専攻分野の途中変更は可能ですか?A 可能です。やはり、専門基礎科目の履修が条件になりQ 語学教育の内容について教えてください。A 一般語学の授業は、グローバルコミュニケーション教育攻コースの決定を行いますが、人数制限などはありません。当該専攻コースで定められている専門基礎科目(11単位)の履修が済んでいれば、希望通りの主専攻および専攻コースに入ることができます。ますが、希望する場合は十分に可能です。例えば、史学主専攻を希望していた学生が、ロシア語の授業を受けているうちに、ロシア語を本格的に勉強したくなり、言語学主専攻に変更した、などの例がありました。センター (CEGLOC)を中心に行われています。CEGLOCでは、英語、ドイツ語、フランス語、中国語、ロシア語、スペイン語、韓国語の7つの外国語を学ぶことができます。 人文学類の学生は、上記7つの外国語から2つを選択し、それぞれ4単位を履修しなければなりません。授業は、読解、会話、文法、コミュニケーションなどの多様な技能と総合的な語学力を身につけられるようなカリキュラムになっています。 授業を担当する先生は、それぞれの外国語を専門にしている日本人教員と外国人教員です。外国人教員は、主に会話とコミュニケーションの授業を担当します。 外国語各4単位を履修した上で、さらにその外国語の力を伸ばしたいという希望をもつ学生には、中級および上級の授業も用意されています。また、授業以外にも外国語を学ぶ機会をもちたいと望む学生には、メディアライブラリーがあります。そこには、たくさんの語学CD・DVD教材が備えられていて、自由に利用することができるので、学生は自分のペースで学習し、どんどん力を付けることができます。 人文学類で専門的に学ぶことのできる言語としては、日本語、中国語、英語、ドイツ語、フランス語、ロシア語、満洲語、チベット語、サンスクリット語、ヘブル語、アッカド語、コプト語などがあります。この中には国内の他大学ではなかなか学ぶチャンスのない言語も含まれています。Q 留学制度はありますか?A 筑波大学は68か国・地域の大学・機関と380の交流協定を結んでいます(2025年1月10日現在)。このうち人文学類生が交換留学できる協定校については、ウェブサイトhttps://www.jinbun.tsukuba.ac.jp/study/internationalをご覧ください。竹下 美緒哲学主専攻2022年度入学
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