筑波大学案内 2026
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特色ある授業総合学域群からの移行「登録日本語教員」養成プログラム これからの日本社会は、外国人と共に学び働く機会がますます増えていきます。「登録日本語教員」は、多文化共生社会に向けて、多くの外国人に質の高い日本語教育を提供できるよう、2024年にスタートした文部科学省認定の国家資格です。 日本語・日本文化学類が開設する養成プログラムは、文部科学省から正式な認可を受けたプログラムです。養成課程の25単位を取得することで国家試験の基礎試験が免除され、また、国家資格に必要な実践研修を合わせて受講することが可能です。 日本語・日本文化学類は1985年の開設以来、多くの日本語教員を育て、その卒業生たちは日本や世界の各所で活躍しています。40年以上の歴史を持つ本学類だからこそ提供できる幅広い専門科目と、筑波大学の国際性と地域性を活かした豊富な実践科目が本プログラムの魅力です。また、教職課程と合わせて履修する学生も多く、卒業までの4年間で無理なく養成プログラムを修了できるよう、体系的にカリキュラムが編成されています。 日本語教員の活躍の場は、大学や日本語学校だけでなく、企業や医療・介護機関、官公庁などの公共団体、小中高等学校など多岐に広がっています。登録日本語教員は、ことばのプロフェッショナルとして、卒業後のあなたのスキルを証明する資格です。 日本語・日本文化学類では、教室で行われる講義や演習に加えて、「実践性」と「国際性」を重視したカリキュラムを用意しています。 日本各地の農村や地方都市を訪れて聞き取りを行うフィールド実習、学内の日本語教育実習、さらに海外の大学で行われる日本語教育実習(インターンシップ)や、海外の大学生とともに国際関係や文化事情を学ぶ異文化理解国際研修があります。 また、日本語・日本文化学類ではJapan-Expert(学士)プログラム生を含む正規生、日本語・日本文化研修留学生(日研生)をはじめとする短期留学生を多数受け入れており、留学生と日本人学生が協働する授業もあります。 本学類への進学は、推薦入試やアドミッションセンター入試等によるほか、総合選抜を通じて1年次は総合学域群に所属し、2年次から本学類に移行する方法があります。21最新の詳しい情報は、https://www.japanese.tsukuba.ac.jp/をご覧ください。パンフのダウンロードもできます。「筑波日日」で検索! 住所、氏名を明記してください。なお、大学宛の封筒の表に「日本語・日本文化学類案内請求」と必ず朱書してください。  請求先 〒305-8572 茨城県つくば市天王台1-1-1      筑波大学人文・文化学群 日本語・日本文化学類●テレメールによる請求もできます(p.159 資料請求番号は561340)日本語・日本文化学類パンフレットの請求方法●返信用の封筒(角形2号)を下記の請求先へ送付してください。返信用封筒には270円分の切手を貼り、請求者の移行体験記日本語教員養成において必要とされる教育内容 私は、大学で中学校・高校国語の教職を学びたいと思っていたので、迷っていた日本語・日本文化学類と教育学類に移行できる選択肢のある総合学域群を受験しました。1年次は、文系のあらゆる学類に移行できるように履修を組んでいました(1年次に修得した単位は、漏れなく日日学類の卒業要件として使うことができています!)が、興味のあった日本語と日本文化、教育をバランスよく学ぶことができ、授業が魅力的であると感じた日日学類への移行を決めました。 移行する際は新しいコミュニティに馴染むことができるか不安でしたが、授業でのグループワークや実習、学類のサークルなどを通して、人付き合いが得意ではない私でも同期や先輩・後輩とも仲良くなることができました。新歓で温かく迎えてくれた同期には、とても感謝しています。様々な学問を知ることができた総合学域群での学び、そして専門分野を深めていける現在の日日学類での学びは、どちらも貴重な糧になっていると感じています!池上 功輔(1年次:総合学域群 → 2年次:日本語・日本文化学類)

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