筑波大学案内 2026
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海外留学など卒業論文 日本語や日本文化を客観的にながめる目を育て、世界に発信する力を育成するために、日本語・日本文化学類では海外留学を積極的に勧めています。学生交流協定を結んでいる大学への留学の場合、単位互換、授業料免除、奨学金受給などのメリットがあります。現在、筑波大学は、67か国・地域の大学や研究機関と378協定(CiC13、大学間173、部局間192)を締結しています。(2025.3.6現在)協定校一覧(一部)中国:北京大学、湖南大学、台湾:国立政治大学、 韓国:韓国外国語大学校、啓明大学校、高麗大学校、梨花女子大学校、マレーシア:マレーシア工科大学、英国:エディンバラ大学、イタリア:カ・フォスカリ大学、スペイン:サラマンカ大学、エストニア:タリン大学、オーストラリア:ディーキン大学など 卒業論文は、日本語・日本文化学類で学んだことを基礎に、学生自身がテーマを決めて研究を行うもので、いわば大学での学業の集大成というべきものです。図書館でたくさんの文献にあたったり、学外に出てデータを収集したり、集めたデータを分析したりと苦労も多いですが、それ以上に多くのものが得られます。2年次の「総合演習導入」や3年次の「総合演習」で、問題発見、先行研究の整理、研究方法への理解を深める指導を、複数教員で行います。最近の卒業論文からJapan-Expert(学士)プログラム日本語教師養成コースの学位記授与式留学生交流会チューター体験記22●SNSにおける特殊文字使用の男女差・世代差―絵文字を中心に―●失敗を表す複合動詞「~落とす」「~漏らす」「~逃す」「~損なう」 「~そびれる」の意味分析●香川県伊吹島方言の名詞アクセントにおける音調の世代差及び 伝統的アクセントの保存状況●外国人生徒のための文学的文章を題材としたコミュニケーション 活動●『常陸国風土記』にみられる「荒ぶる神」「国栖」と「風化(おもむけ)」●太宰治作品に描かれた戦争 ―「十二月八日」・「トカトントン」を中心に―●映画『美女と野獣』におけるジェンダー表象の変遷 ―性別役割から自分らしさへ―●『はだしのゲン』をめぐる受容の変遷 ―原爆漫画と少年漫画という異なる側面に着目して―●コロナ禍がもたらした自転車地域づくりの展開と可能性 ―京都府南丹市美山町を事例に―●地域の関係人口創出プラットフォームとしての商店街 ―新潟市「沼垂テラス商店街」の事例から―●日本におけるグローバル人材養成の展開と現状 ―アジア諸国のグローバリゼーションへの対応のための 政策と比較―●地域スポーツクラブと社会関係資本形成のメカニズム ―境トリニタスを事例に―(中国・Japan-Expert(学士)プログラム生) 私は大学1年生の秋にチューターを始めました。担当した留学生のチョウ・ネイウンさんは、とても頑張り屋さんで、異国の日本で学ぼうとする一生懸命な姿に、私も強く胸を打たれました。 そのおかげで、彼女のチューターとしての活動はもちろん、私自身の勉強のモチベーションも高まりました。 また、活動を通して留学生が喜んでくれると、留学生のサポートに貢献していることが実感できます。授業の履修登録を手伝ったり、留学生が受講している日本語の授業で分からないところを教えたりして、留学生から「ありがとう」「助かる」といった感謝の言葉を聞くと、とても嬉しくなります。留学生と交流して異文化を学ぶこともありましたが、それ以上に、私自身の大学生活・勉強のモチベーションアップに繋がったこと、そして、留学生をサポートできたことが、チューターの活動によって得られた一番の成果でした。竹内 杏美 & チョウ・ネイウン

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