筑波大学案内 2026
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 「生物資源学(農学)」とは何でしょうか?日本学術会生物資源学類は、人類の生存と安全で豊かな生活の基盤である生物資源に関する総合的学習を通じ、地域的かつ地球的視野で、食料の安定供給ならびに環境と調和した生物資源の持続的な開発・保全利用に貢献できる人材を育成します。学 年コース・研究室決定のスケジュールクラスに所属します。クラス担任 などから履修・進路選択について のアドバイスを受けます。1年次と同じクラスに所属します。 2年次末にコースの選択を行いま す。(農林生物学・応用生命化学・ 環境工学・社会経済学の4コース)所属コースごとのクラス編成となります。後半には指導教員の仮決定を行います。指導教員のもとで卒業研究を行います。履修スケジュール48School of Life and Environmental SciencesCollege of Agro-Biological Resource Sciences[ 人材養成目的 ]必修科目の「生物資源科学演習」選択必修科目の「生物資源学にみる食品科学・ 技術の最前線」「生物資源の開発・生産と持続利用」「生物資源と環境」「生物資源としての遺伝子とゲノム」など多様な専門基礎科目の修得によって生物資源利用に係る課題解決のための幅広い能力をもつ専門家としての基礎を築きます。各コースが開設する専門科目Ⅰを履修することで、専門のための手法を身 につけます。希望コースの科目を中心に履修を組み立てていきますが、異な るコースの専門科目や横断領域科目を修めることで幅広い知識を身につけることができます。総合学域群からの移行学生も既存のクラスに編入され、同じカリキュラムで学んでいきます。コース開設の専門科目Ⅱの履修を行います。これにより卒業研究など専門的学術研究を行う上での知識・技能を確立します。3つの横断領域科目の履修を行うことにより、コースの専門性にとらわれない学際的な知識を養うこともできます。指導教員によるマンツーマンの指導のもとで卒業研究を行い、問題解決を目 指す道筋の立て方を学ぶとともに、研究手法や高度な専門知識・技術を修得 します。また、専門科目Ⅱ・横断領域科目の履修を引き続き行います。学生実験議は、「食料や生活資材、環境を対象として、① 生物資源の探索・開発・利用・保全、② 農林水産分野の生産基盤システムの高度化、③ 農林水産分野の多面的機能の保全・利用、を目的とする基礎と応用からなる生命科学系の総合科 学である」と定義しています。「総合科学」というからに は、それを支えるための幅広い基礎を身につける必要があります。また解決すべき問題を見いだし、基礎と連携した専門的な手法を用いてそれらに対処する応用力も獲得しな ければなりません。農学が扱う課題には、「ローカル性」 1年次2年次3年次4年次野外での学生実習と「グローバル性」の両面があります。気候や地域などによって生産性や収穫物が異なるため、農学はこのローカルな視点を大切にします。一方、世界的な環境問題や食料難など、地球規模の課題も数多くあり、ここで求められるのはグローバルな視点です。このように、生命・食料・環境に関連するローカル/グローバルな課題を解決するのが「生物資源学」です。 私たちは皆さんを「幅広い視野と基礎知識を持ち、課題解決に貢献できる専門性」を持った人材へと育成したいと考えています。生命環境学群https://www.bres.tsukuba.ac.jp/生物資源学類

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