田地 章倫2022年卒芳賀 慎也2021年卒研究紹介82先輩からのメッセージ 自分が感じる情報科学類の魅力を2点伝えたいと思います。 1つ目は、様々なスキルを持つ人たちと接点を持つことができる点です。自分たちで起業をしてサイトを運営する人たち、体育会系の部活に入り活躍する人たちなど、情報科学類には多様な分野で活躍している人たちがいます。中には大学対抗競技プログラミングの世界大会で上位入賞してしまうような人たちもいます。情報科学類では、このような多種多様なバッググラウンド持つたちと同じ環境で学び、時間をともにすることができます。彼らとともに切磋琢磨することで自分のスキルアップを目指したり、知見や考えを共有することでさまざまな価値観を形成したりすることができることは、居住地が大学に近い人が多く、時間を気にすることなく活動することができる筑波大学ならではのことではないでしょうか。 2つ目は、情報科学を学ぶ上で無理のないカリキュラムが組まれていることです。必要な授業を履修し、学習を進める中で、社会に出ても問題ない程度の知識とスキルをつけることができます。自分は入学当初、自分のパソコンすらろくに扱えない人でしたが、カリキュラムをこなし、専門分野の学習を進めることで学長表彰を頂くことができました。1、2年次に情報科学の一般的な素養を幅広く身につけることができ、3、4年次には、これから研究を進める上で自分で選択した専門的な知識を習得することができます。筑波大学には、ハードウェアやネットワーク、AIや情報セキュリティといった幅広い分野において第一線で活躍する先生方がたくさんいらっしゃいます。その中から自分が興味を持った研究室を選び、専門性を身につけていきましょう。 最後に、情報科学類ではたくさんの友人と多くの時間を過ごし、切磋琢磨できる環境が揃っていて、今後社会に出てからもすぐに活躍できるような知識や経験を積むことができます。充実したキャンパスライフをぜひ情報科学類で送りましょう。 コンピュータの動作の仕組みに深い関心を抱き、その本質を追求したいという思いから、筑波大学の情報科学類に進学しました。 情報科学類では、情報技術を支える幅広い分野を基礎から応用まで学べる環境が整っており、特に自分の興味を持つ分野を深く掘り下げることができます。例えば、情報特別演習では、研究室に配属される前から先生に個別に指導を受けられるため、早い段階で自分の関心のあるテーマに取り組むことができる点が非常に魅力的だと思います。 また、計算機室や情報科学類ラウンジ、情報科学類のいくつかの学生組織の存在は、同じ志を持つ仲間とアイデアを交換したり、悩みを共有したりする貴重な場となりました。こうした交流を通じて築いた繋がりは、卒業後も私にとって大きな支えとなっています。現代のコンピュータシステムは非常に複雑化しており、一般のユーザーにはその内容の仕組みが見えにくくなっています。 しかし、その土台には長年使われ続けてきた基礎的な技術が今も存在しています。このような基礎的な技術を学ぶことは、新しいアイデアを生み出すための貴重なヒントとなると感じています。自動運転システムなどのヒューマンマシンシステムの設計とシミュレータ実験によるHMIの評価大規模数値シミュレーション技術の開発ユビキタス情報管理とストリーム処理計算機を用いた立体折紙の設計。1枚の紙から立体的な折紙作品を作ることができる。曲線、曲面も含めることができる。
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