コンピュータ、ネットワーク、端末装置の進歩と普及により、我々人間を取りまく環境は一変し、高度で豊かなネットワーク情報社会が実現されています。そこでは、例えば、好きな場所で音楽を聞いたり動画を見たり、世界中の人々に対して情報を発信したり、情報を調べたり文書をを添削してもらったりと、かつては夢のような日常が現実のものとなるとともに、それらの多くが社会生活において欠かせないものとなっています。 このようなネットワーク社会を支え発展させるのに必要科目分類情報科学・情報技術、 および数理科学に関する科目コンテンツテクノロジーに関する科目ネットワークメディア テクノロジーに関する 科目人間の科学、社会、 文化に関する科目なのは、従来の情報技術者とは一線を画する新しいタイプの情報メディア創成科学に関する技術者、研究者です。つまり、コンピュータ、プログラミング、通信、ネットワーク、画像、音、言語、知識、知能など情報技術全般に対する基礎力を身につけ、幅広い視野と思考能力を持ち、Web・映像・音楽などの多種多様な情報をコンテンツとして扱う技術と、それらを流通させるためのネットワークメディア技術を創成できるような人材です。今後のネットワーク社会のさらなる進化とともに、このような人材の社会的重要性はますます高まっていくことは間違いありません。 情報メディア創成学類は、このような社会のニーズに応えるため、情報技術全般を基礎として、コンテンツやネットワークメディアに取り組む人材の育成を目指す学類です。 「コンテンツ」、「ネットワークメディア」の二つが、本学類の教育を象徴するキーワードです。「コンテンツ」は中身・内容という意味ですが、音、映像、テキストなどの情報を伝える媒体を元にして構成されるWeb・映画・音楽・ゲームなどのことを指します。また、「ネットワー専門科目(3 ~ 4 年次)[ 人材養成目的 ]これからのネットワーク情報社会を発展させるために不可欠な基盤的技術分野や、Web・映像・音楽などの多種多様な情報をコンテンツとして扱い流通させる分野などにおいて、革新的技術や科学的理論を創造的に生み出すことができる技術者、研究者を養成します。専門基礎(1 ~ 2 年次)84School of InformaticsCollege of Media Arts, Science and Technologyプログラミング入門、コンピュータリテラシー、プログラミング、コンピュータシステムとOS、データ構造とアルゴリズム、情報理論、パターン認識、画像・映像情報処理、音声・音響学基礎、プログラム言語論、微分積分、線形代数、情報数学、確率と統計、などコンテンツ概論、コンテンツ入門、コンテンツ流通基盤概論、情報デザインⅠ、CG基礎、信号とシステム、など情報メディア入門、コンピュータネットワーク、データ工学概論、Webプログラミング、など情報社会と法制度、知的財産概論、メディア社会学、認知科学、人間計測の方法、など音楽・音響情報処理、オートマトンと形式言語、システム数理Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、知識・自然言語処理、ソフトウェア構成、数式処理システム論、など先端技術とメディア表現、情報デザインⅡ、ディジタルドキュメント、ディジタルコンテンツ表現実習、エンタテインメントコンピューティング演習、情報可視化、実世界指向システム、アドバンストCG、などマークアップ言語、通信ネットワーク、データベースシステムⅠ・Ⅱ、など視覚情報科学、知覚心理学、インタラクションデザイン、Human-Computer Interaction、コンテンツプロデュース論、など春日エリアの概観情報学群情報メディア創成学類https://www.mast.tsukuba.ac.jp/
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