筑波大学案内 2026
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知識情報・図書館学類の目指すもの知識情報・図書館学類の学び 現代社会は急速に多様化・複雑化しており、理系だけ、あるいは文系だけの知識で問題解決を図るのはもはや困難です。知識情報・図書館学類は「つなぐ ー 知識、情報、人。」をキャッチフレーズに、文理融合型の教育研究を推進しています。 本学類では、文理融合型のカリキュラムを通して、知識や情報の管理や流通に関わるスペシャリストを育てます。さらに、知識や情報を蓄積・提供するだけでなく、知識や情報を活用でき、広い視野と論理的な思考力を備えた柔軟な発想のできる人材を養成します。 知識情報・図書館学類では、高度情報社会における知識や情報を有効活用するための多種多様な仕組みを扱います。知識や情報を有効活用するには、その性質を的確にとらえ、それらを扱うシステムを設計・構築する必要があります。また、システムを創るには、制度や文化、運営方法を考えなければなりません。本学類では、知識科学、知識情報システム、情報資源経営の三つの主専攻が協力し、知識や情報と社会をつなげる人材を育成します。知識科学知識情報システム情報資源経営[ 人材養成目的 ]知識や情報を活用する能力を育み、関連する社会制度と技術の専門教育を行います。これらの教育を通じて、知識資源の形成、加工、流通、利用の発展に寄与する専門家と人 間、社会、技術にわたる総合的視野や問題解決能力を持った職業人を育成します。主専攻キーワード人間情報技術社会何を学ぶ?知識の本質、知識と情報行動、知識獲得のあり方と方法、知識の抽出・表現・探索、思考法に関する理論と応用知識と情報の共有、データベース、情報検索、デジタルライブラリなどの知識情報技術に関する理論と応用知識共有に関する社会制度、メディアと図書館の文化、知識情報資源の構築とサービスのマネージメントに関する理論と応用88School of InformaticsCollege of Knowledge and Library Sciences情報学群知識情報・図書館学類AI生命健康心理芸術ことば異文化理解文化歴史社会問題教育専門科目(3~4年次)知識論、知識形成論、身体知、知識コミュニケーション、ソーシャルメディア分析、学術メディア論、生命情報学、情報評価、などディジタルライブラリ、情報検索システム、Webプログラミング、データ構造とアルゴリズム、博物館情報学、などアーカイブズ管理、図書館論、コレクションとアクセス、情報法、知的財産権論、メディア教育の実践と評価、学術情報基盤論、など文理融合型のカリキュラムによる知識情報・図書館学類での学び哲学情報検索メディアネットワーク数学知識資源経営法律政治専門基礎(1~2年次)[学群共通]知識情報概論、知識情報システム概説、図書館概論、プログラミング入門、情報社会と法制度、情報数学、線形代数、微分積分、など[学類共通]統計、情報探索論、情報行動論、質的調査法、量的調査法、ユーザ研究実験法、自然言語解析基礎、データベース概説、生涯学習と図書館、経営・組織論、知識情報演習、など知識情報・図書館学類の三つの主専攻とカリキュラムhttps://klis.tsukuba.ac.jp/

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