東京農工大学 工学部 応用分子化学科

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生体機能分子を設計し、自在に化学合成する 　感染症やガンの治療に有望な生理活性を持つ天然有機化合物に着目して、新しい構造の生体機能性分子を設計し、有機合成する研究に取り組んでいます。 　分子を形作る骨格や立体化学、活性の発現に重要な官能基を自在に改変し、短段階で合成する新しいアプローチ“骨格多様化合成”の体系化に取り組んでいます。下図のように多彩な反応性を秘めた多能性の中間体を合成して、五系統の複雑なアルカロイド骨格を作りわける手法を最近開発しています。 　三次元構造の多様性と生体機能性を兼ね備えた分子群を創り出すため、様々なアイデアを試行しています。更に、合成した分子が生体内でどのように機能しているかを研究し、意外な発見を追求しています。 　革新的な機能を発現するためには、どのような分子が最善なのか？ 合成化学を駆使して、我々の想いを込めた個性的な分子を創造していきます。 分子変換化学 分子変換化学分野1. H. Mizoguchi, H. Oikawa, H. Oguri, “Biogenetically inspired synthesis and skeletal diversification of indole alkaloids”, Nat. Chem., 6, 57 (2014).2. V. Mahendar, H. Oikawa, H. Oguri, “Sequential [6+2], [2+2], [3+2] annulations for rapid assembly of multiple fragments”, Chem. Commun., 49, 2299 (2013).3. H. Oguri, T. Hiruma, Y. Yamagishi, H. Oikawa, A. Ishiyama, K. Otoguro, H. Yamada, S. O¯mura “Generation of anti-trypanosomal agents through concise synthesis and structural diversification of sesquiterpene analogs”, J. Am. Chem. Soc., 133, 7096 (2011).参考文献 　教　授　大栗　博毅 　　h_oguri@cc.tuat.ac.jp 　助　教　坪内　彰 　　tubouchi@cc.tuat.ac.jp 専門分野 　有機合成化学 　ケミカルバイオロジー 　天然物化学 講　　義 　有機化学　Ⅰ　　　【学部１年】 　有機機器分析　　　【学部２年】 　精密合成化学特論　【博士前期】 研究内容（キーワード） 　生物活性天然物の科学 　骨格多様化合成の体系化 　生合成を模倣した合成化学

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