山陽小野田市立山口東京理科大学 大学案内2019
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卒業生INTERVIEW幼少期より自動車に興味があった私は、地元でもある山口東京理科大学に自動車工学で有名な貴島教授がいらっしゃることを知り入学しました。在学中は、自動車の足回りのアライメントについて研究しました。様々な関連により、軽い事故が大きな事故につながるという危険性について学んだことは、車社会における昨今でとても重要なことだと深く考えるようになりました。私は自動車部には所属していませんでしたが、自動車部の方が製作したフォーミュラカーに乗り、車の足回りの変化によりどれほど変わるかを実際に体験できたことはとくに印象に残っています。研究で得たのは、教科書で学ぶ数値や図面だけでは表面上は成立しているようでも、実際に使う場面を考えなければ不具合が生じる可能性もあるということです。これは設備をお客様に提供するうえで非常に大切なことで、今でもそのことを考えながら仕事をしています。また、就職活動では企業内の休憩スペースなどに出向き、できるだけ多くの方と会話をし、その企業の経営理念等を理解することを心がけていました。初対面の方とコミュニケーションをとるのは難しいですが、在学中に廃部寸前だったフットサル部を友人らと協力し懇親会を行うなど、親しみやすい環境をつくり、70名程の規模にまで大きくすることができた経験が自信となりました。就職して1年が過ぎ、会社では自分のやる気次第でいろいろなことにチャレンジさせていただいています。お客様や他部署の先輩など多くの方々と打合せを行いますが、その際、分からないことはそのままにせず、いろいろな人に質問しています。同じ疑問でも人によって答えが違う場合もあり、その分多くのことが吸収できるからです。達成感ややりがいを大きく感じることができる職場です。杉田 智哉さん 2017年3月卒業 機械工学科勤務先:不二輸送機工業株式会社 在学時の所属サークル:フットサル部自ら積極的に声かけし、話を聞き知識を広げる教員になって3年目。現在、工業高校で機械設計と原動機を教えています。私は、小さいころからサッカー一筋で高校生の頃は、サッカー部の顧問になりたいと考えておりました。山口東京理科大学には実家から比較的近いなどの理由から、入学を決めました。大学での講義はとにかく面白く、工学系の授業はもちろんですが、物事の本質について深く考える哲学など、全ての授業が新鮮でワクワクしたものでした。中でも、結城先生の伝熱工学の授業は、難しい数式だけでなく、身近な例を出して説明するなどわかりやすく、『こんな風に教えられる先生になりたい』という思いがさらに強くなりました。実際、教員となった今、この授業の教え方が役立っています。教員としての今の課題は、“どうすれば授業にもっと興味をもってもらえるか”。私が高校生のころはどうだったかを考え、大学時代の興味深い講義を思い出し、わかりやすく教える工夫をしています。学ぶ事の楽しさが伝わり、生徒の探究心に火をつけられたらいいなと思います。生徒から「工業高校の先生になりたい」と相談を受けた時は本当に嬉しかったです。多くの生徒が目標を持ち、それぞれの目指す道へ歩んで行ってくれることが私の夢です。中原 功喜さん 2016年3月卒業 機械工学科山口県立防府商工高校 機械科教諭在学時の所属サークル:教育研究サークル恩師との出会いにより、教員への夢を強く抱くように進路状況・卒業生INTERVIEW教育方針機械工学科学び・研究キャリアサポートキャンパスライフ学費・入試・イベント情報16
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