山陽小野田市立山口東京理科大学 大学案内2019
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研究機関液晶ディスプレイは有機化合物をエレクトロニクスに応用して大きな発展を遂げた画期的な電子デバイスです。大変幅広い分野の技術から成り立っており、現在でも様々な技術が提案されています。私達の研究所では低電圧で駆動できる液晶素子・高速で応答する液晶素子、また液晶ディスプレイに用いる光学フィルムの研究開発に取り組んでいます。液晶研究の面白さはいろいろなアイデアを自由に盛り込む余地が多いところ。取り組めばきっと自分なりの液晶が見えてきます。奥が深い液晶研究の面白さがここにはあります。  高頭 孝毅所長山口県は、素材型産業が集積し、医薬品原薬の生産額は全国4位、化学工業(5位)と国内でも有数の材料開発が盛んな地域です。当研究所は「情報・バイオ」、「エネルギー・環境」、「分子デザイン・解析」の3部門を軸に、マテリアル分野において多くの画期的成果を収めながら、産学連携の中核的役割を果たしています。地域の発展に貢献する先端学術拠点として。  白石 幸英所長日本唯一の液晶技術に特化した研究所。企業と協力して開発をしています。世界最先端のマテリアル開発が自慢。 山口県発の先進材料を世界へ発信!液晶ディスプレイの産業は1980年代に日本で生まれ、対象となるディスプレイの種類を増やしつつ発展してきています。現在液晶ディスプレイに使われている技術のほとんどは日本の技術者によって生み出されてきました。現在も使われている部品の多くは100%日本で生産されています。液晶研究所は、日本で唯一の液晶技術に特化した研究所として大学では珍しいクリーンルームを持ち、一流企業に匹敵する計測器をそろえて、ディスプレイメーカー・部材メーカー、それと地元の企業の方々と協力しつつ、液晶ディスプレイや光学フィルムの技術開発に取り組んできていますが、近年はさらに光ファイバーや自動車部品への新しい応用の可能性を目指しています。先進材料研究所は、エネルギー、環境、電子・情報、バイオテクノロジー、医療などの分野で、革新的マテリアルを研究。新産業の創成や地域活性化などにも大きな貢献が期待されています。当研究所には、超分子や生体分子を研究する「情報・バイオ部門」、エネルギー変換に用いる新たなエネルギー素材を開発する「エネルギー・環境部門」、有機デバイスや様々な物質の構造を解析する「分子デザイン・解析部門」の3つの研究部門があります。研究成果は、熱をエネルギーに変える電子材料、人工光合成型光触媒、有用なタンパク質の構造解析など、広範囲で応用されています。 液晶研究所先進材料研究所先進材料研究所Vit Kalousek助教Please, come to join us to discover new things.先進材料研究所Vagvala Tarun Chand助教If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together.大学院・研究機関教育方針学部・学科紹介学び・研究キャリアサポートキャンパスライフ学費・入試・イベント情報48

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