豊橋技術科学大学 大学案内2024
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STUDENTVoice34応用化学コースでは、物質科学を原子・分子レベルで理解し、分野複合的な課題に対して大局的見地からアプローチすることができる専門知識と専門技術を身につけます。分子制御化学分野は、応用化学、特に有機化学・無機化学・物理化学・分析化学等を基礎として、新規物質の創成やその応用に関する広い知識を修得するとともに、関連する先端的な実験・実習を通じて理解を深め、現代の先端技術を担う応用化学分野で国際的にも活躍できる人材を養成します。主な研究分野●革新的な有機合成技術の開発●多孔体の界面化学と分子吸着性制御●高性能分離・分析システムの開発●クロマトグラフィーにおける複合分析●タンパク質・ペプチドの構造解析分子機能化学分野は、応用化学、特に有機合成化学、材料工学、触媒プロセス、反応工学等を基礎として、その応用に関する広い知識を修得するとともに、関連する先端的な実験・実習を通じて理解を深め、現代の先端技術を担う応用化学分野で国際的にも活躍できる人材を養成します。主な研究分野●有機フッ素化合物の合成と新薬への応用●低環境負荷触媒技術の開発●固体触媒を利用した環境浄化●高性能固体触媒反応システムの開発●高温・大気環境中の化学反応解析と材料合成●超高感度磁気センサ・光センサによる応用計測●機能性超分子の設計・開拓●高分子組み込み型不斉触媒の合成●超分子科学を基盤としたナノ材料創製●高電界現象を利用した環境対策技術●バイオマス利活用技術の開発と評価●無機機能材料の合成・構造解析●バイオベース・生分解性高分子材料の開発●新しい液晶分子の合成と光学材料への応用法を使った研究に取り組みました。大学院進学後は現在の研究をさらに発展させ、蛍光一分子観察の実験手法を改良して、新しい界面現象の発見を目指しています。松下 結依 さん博士前期課程1年(愛知県立豊橋東高等学校)ここが私のターニングポイント私は、1年次入学の場合、自分の適性で課程を選択できるという点に魅力を感じて入学しました。学部3年次までは応用化学等の基礎を勉強し、その中で興味を惹かれたものが高分解能・高精度の顕微観察手法でした。卒業研究では分子1つ1つを直接観察する蛍光一分子観察魅力的な分野を徹底的に研究できる原子・分子を探究し、物質・材料の開拓から創薬・プロセス開発まで化学の力で安全・安心な持続可能社会を実現する分子制御化学分野と分子機能化学分野◆分子制御化学分野◆分子機能化学分野応用化学コース01COURSE

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