豊橋技術科学大学 大学案内2025
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VOICEOB・OG39主な研究分野ココが私のターニングポイント!COURSE0202社会基盤コース国土環境の適切な管理技術を身につけ社会基盤分野の技術者を目指す社会基盤コースでは、土木構造、水工水理、地盤、都市・交通計画、環境システムなど、社会基盤に関わる主要な専門分野の技術を十分身につけるとともに、建築分野についても基礎的な知識・技術を有する、総合的で実践的な能力を有する人材を養成します。社会基盤コースの分野では、以下のような研究をしています。高速道路や河川堤防のような土構造物、補強土壁や構造物基礎の大規模地震による被害、河川堤防や海岸構造物の基礎地盤に波浪や津波が作用した際の不安定化について、実験や数値解析により崩壊・変状メカニズムを分析し、合理的な設計法や構造物の補強技術を確立する研究。看板・標識等の杭基礎に関する新たな設計法の開発及び柱-杭基礎一体構造の施工技術に関する研究。大気から、陸域、海域に至る水環境の管理・保全に関する総合的研究。沿岸域の土砂動態と土砂管理、環境モニタリング技術に関する研究。外洋、内湾、干潟、河口や汽水域での流動・波浪と物質輸送、津波・高潮など沿岸域の環境・防災に関する研究。水環境における水質成分の動態解析、物質循環、水環境の保全などに関する研究。室内空間から都市空間レベルの大気・熱環境評価及び予測などに関する研究。自動車交通・自転車交通・歩行者交通・公共交通・物流交通・災害時交通など様々な交通に関連する行動の分析と予測モデルの提案、交通ビッグデータ解析、及び交通シミュレーション等を用いた社会基盤施設の整備効果の計測・評価に関する研究。都市・地域における社会環境・経済現象や政策課題を対象にして、経済学・社会工学をベースに、調査・モデル・シミュレーション・データサイエンスによるアプローチにより、理論の構築、分析・評価手法の開発、及び社会への応用などを行う研究。私は工学研究科建築・都市システム学専攻を修了し、現在は清水建設株式会社で施工管理の業務に就いています。大学在籍時は、構造系の研究室に所属しており、コンクリート杭とその周辺地盤とを対象とした実験的研究を通して、建築構造に関する専門性を磨いていました。学部及び博士前期課程で得た建築構造に関する知識は、仮設足場の耐力計算やデッキスラブ上に資材を仮置する場合の荷重計算など様々な場面で活きています。1 防災・地圏マネジメント2 環境・水圏マネジメント3 地域・交通マネジメント「大学で学んだ知識は実務で活かせる」高橋 周平 さん2022年3月 博士前期課程修了清水建設株式会社 勤務

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