////05ひろ東京での生活にもようやく慣れてきたという佐藤さん。休日はランニングや銭湯巡りをしてリフレッシュしているそうです。「らせん型教育」により高専在学時の学びを大学時代に深化でき、より自分の知識として定着できたと思います。また、多国籍の留学生と交流して得た英語スキルは、語学系の資格受験に役立っただけでなく、海外の顧客と話す際の“度胸”につながっていると感じます。 私の部署では、建設コンサルタントとして、海外の港湾分野に係る業務を行っています。私が主に担当しているのは港湾ターミナルの計画・設計業務です。港湾は国際社会への窓口として国の経済発展、産業・地域経済の活性化、地域振興、国民生活の質の向上に寄与し、国際交流や産業の国際競争力強化のための基盤であるという重要な役割を担っているため、日々やりがいを感じながら働いています。 私は豊橋技術科学大学に、高専から3年次編入として入学しました。港湾分野に興味を持ったきっかけは、講義の一環として実際の港湾を見学したことでした。それまであまり馴染みがなかった港湾施設は、船に乗って海から見るととても規模が大きく、輸出入を支える重要なインフラなんだと感銘を受けたことを覚えています。 学生時代はよく学びよく遊ぶこと!学びに関して、あの専門の講義を真面目に聞いておけばよかった…と後悔することが就職してから多々ありました。遊ぶことに関しては、サークル活動や大学の長期休暇を利用して旅行に行ったりしたことは、自分の見聞を広めることにつながっていると思います。自分の幅を広げるという点でも、色々なことにチャレンジして損はないと思います。交通運輸事業本部港湾空港事業部 海岸港湾部(2024年取材当時)博士前期課程修了(大阪府立大学工業高等専門学校)佐藤 海さん2022年3月 建築・都市システム学専攻19PickUp大学の学びで役立っていることfrom Ob/OG日本工営株式会社Voice港湾施設設計のプロフェッショナルになりたいという夢があります。
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