小坂 もも さん教育学部 学校教育課程 初等教育コース 3年次福井県立若狭高等学校出身多様な学びが教員としての土台になるSTUDENT’S VOICE小学生のときの経験や身につけた習慣は、今も自分に強く影響していると感じます。日々の出来事がその後の生き方を左右する、そんな時期の子どもたちと関わりたいと思い、小学校教諭をめざしています。3年次には、義務教育学校(前期課程)で1カ月間の教育実習をしました。実際に授業をすると、予想外の反応が返ってきてあわてることもありますが、時には思っていた通りの反応があります。そのどちらもが、授業の面白さだと気付いたのが収穫でした。講義では各学年の学生が1グループとなって、教育の課題を探求する「教育実践研究」や、現場に入って支援が必要な子と“個”で関わる「ライフパートナー」なども経験。そんな様々な学びを将来、個性豊かな一人ひとりと関わるための土台にしたいと考えています。山田 孝禎 准教授専門分野:運動学子ども時代の「好き」は生涯の習慣になるPROFESSOR’S VOICE中高年の生活習慣病予防や健康寿命延伸について語られるとき、必ず登場する「運動」というキーワード。しかし実際には、意欲が続かず習慣化しない人が多いのが現状です。実は、生涯的な運動習慣の有無が決まるのはたいてい子ども時代。だから、運動が好きだ、体を動かすのが楽しいと児童に教えるのは、生涯の健康を守るために非常に重要なことなのです。とはいえ、強制するだけでは「好き」に繋がりません。大切なのは、見守りや励まし、楽しさとドキドキ・ワクワクを盛り込んだ運動遊びを継続的に提供して、児童自身に体を動かしたい、運動したいという意欲を持ってもらうこと。今、福井県の児童の体力は全国トップクラスとされていますが、福井大学で教員を志す学生には、この源を支え、子どもたちに運動の素晴らしさを伝えてくれる教員になることを期待しています。11UNIVERSITY OF FUKUISchool of Education 教育学部
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