福井大学 VIEW BOOK 2023
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UNIVERSITY OF FUKUI VIEWBOOK 202328コンピテンシーを修得するカリキュラム「愛と医術で人と社会を健やかに」を実践するための3つの素養学修成果(アウトカム)医療人としての基礎をつくるカリキュラム臨床現場に出る実践的なカリキュラム福井大学の特色あるカリキュラム医療人としての態度医療人としての知識・技能医療人としての地域性・国際性医の倫理とプロフェッショナリズム診療の実践と患者ケア・医療安全医学及び関連領域の知識と問題解決能力・生涯学習福井医療力修得すべき医療人としての8つの能力(コンピテンシー)共通教育基礎医科学メディカルプロフェッショナリズム、医学英語、地域医療、救急・緊急被ばく医療、感染症医科学研究研修基礎臨床医学1、2・診療の基本チーム医療医療の社会性と地域医療・国際的視点人間性の形成とコミュニケーション科学的思考学修成果を判断する4つの視点(アウトカム評価)臨床実習地域包括ケア医師としての社会的責任を自覚できるよう、1年次から基礎医科学を取り入れ、さまざまな患者と出会う、臨床を見据えた6年一貫教育を行います。全教員はそれぞれの専門領域の基本から最新の医療を効率的に伝授。医師に求められる膨大な知識や多様化する課題対応力を培いながら、高度な臨床能力・研究能力を持つ人間性豊かな医師を養成します。プログラムとその成果メディカルプロフェッショナリズム医療技術や知識の変化・増加が加速している現在において、医師は社会から何を求められ、どのように応えていくのかをプロフェッショナリズム(専門職業意識)の観点から考察。1年次から5年次にわたり、医師に要求される心理・社会的責任や倫理・法律的な理解、地域、多職種との連携について学んでいきます。医学英語グローバルな視点に立って医療の国際化に貢献するため、科学的知識、医学知識を論文等から修得するためなどに必要な英語力と医学英語の知識を学べるように、外国語科目としての基本的英語科目とともに、医学英語を学べる科目を、学年を超えて学べるようにカリキュラムの中に配置しています。医科学研究研修臨床医学の発展のためには、医学の研究も欠かせません。臨床研修を経てから本格的な研究といったルートが一般的でしたが、研究する意欲や方法論を早期に身につけるため、医科学研究研修を1年次から取り入れています。先進的研究や、新たな医療技術開発、地域医療、災害医療の向上を目指した研究などに参加して、科学的思考法を養います。医学科Webサイト単位取得状況臨床実習評価卒業時学科試験Post-CC OSCE年次11 年次22 年次33 地域医療本学医学部のミッション「強みや特色などの役割」において、「今後のさらなる高齢化等の社会状況の変化、ER 型救急への取り組み実績、また原子力関連施設が数多く存在する福井県の地域事情等を踏まえ、救急医療に強い総合医、緊急被ばく医療人材の養成など、地域社会のニーズに対応した優れた指導的医療人を育成するシステムを構築する。」と定義されています。地域とくに福井県の医療事情を踏まえた地域医療を学ぶ科目を、学年を超えて学ぶことができるようにカリキュラムの中に配置しています。救急・緊急被ばく医療1年次から5年次にかけて、社会的に関心の高い「放射線」について系統的に学びます。人体に与える影響、医療にどのように応用されているか、医師として被ばく医療にどのように対応するかなどを学びます。さらに、原発事故時の医療を経験した医師から、その体験・ノウハウを受け継ぎ、原発立地県の大学として、臨床能力から万一に備えての現実的なリスク・コミュニケ―ション能力の習得までを目指します。感染症医療者は院内感染を防止しながら持続的に高度医療を提供しなければなりません。1年次から新型コロナウイルスをはじめとする感染症の特徴を理解するとともに、自らが感染しないための対策も身につけます。2年次には感染症の診断に必須なPCR検査の意義と手技を学びます。さらに、継続的に人工呼吸器等の医療用シミュレータなどを用いて、医療現場の連携や技能を経験し、実践に備えます。年次44 年次55 年次66 医学科・教育プログラム「愛と医術で人と社会を健やかに」の学部理念のもと、卒業時に達成すべき学修成果を「アウトカム」、医師として修得すべき能力を「コンピテンシー」として設定。このコンピテンシーを修得できるようカリキュラムを構成しています。特色あるカリキュラム医学科

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