触れる。極める。未来を拓く。03みなさんは今、未来に向かう道を選択するための迷いの途中にいるのかもしれません。自分の選択した道を進み、極めるときに大切なことは、自分を信じることです。ただし、選択するまでには、選択した道を進むときの100倍以上迷っておく必要があります。未来を想像するとき、本学の理念、「格致によりて人と社会の未来を拓く」を頭に浮かべてみてほしいと思います。手はじめに未来を探してもそれは見えてこないでしょう。理念で示されるごとく、自らの努力によって、現在ある状況の中で真実を極めていく、その中で見えた真実から、未来を慮ることができる、そんな風にとらえてください。迷い迷って選択した道を歩むときには、研ぎ澄まされた感性を頼りに疑うことなく、自分の選択した道を進むことが重要です。道を進んでいる途中に、価値観の異なる人と意見交換をすることで、自分の進んでいる道が多くの人が進んでいる道なのか、それともかなり独自の道を進んでいるのか、それを見極めることは今後の参考になるかもしれません。しかし決してそれによって道を変えてはいけないと思います。私の好きな「今を生きる」という言葉があります。今をしっかり生きぬいてはじめて未来を拓けることでしょう。学長■■■■■本学所蔵の松平春嶽公揮毫による「格致」。出典は、中国の古典『大学』で、「物事の道理や本質を深く追求し、理解して知識や学問を深めうること」を意味します。理念/学長メッセージ
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