福井大学 VIEW BOOK 2024
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「愛と医術で人と社会を健やかに」の理念のもと、卒業時に達成すべき学修成果を「アウトカム」、達成のために修得すべき看護師としての能力を「コンピテンシー」として設定。このコンピテンシーを修得できるようカリキュラムを構成しています。看護の本質を踏まえ、自らの資質向上を目指して学び続けるために必要な基礎的能力と、多様化する社会のニーズに応えるための専門的な看護力、実践力を修得します。さまざまな現場で、多職種連携によるチーム医療を行うための看護実践能力を発揮できるよう、効率的で充実した教育プログラムを編成、医学科を加えた多彩な教員陣、附属病院の現場スタッフからも学ぶことができます。看護師免許に加えて、助産師や保健師免許を取得できる選択課程があります。看護学科Webサイト単位取得臨地実習看護実践能力看護研究24UNIVERSITY of FUKUI VIEWBOOK 2024年次11年次22 年次33 年次44 8つの能力を修得するカリキュラムプログラムとその成果学修成果(アウトカム)「愛と医術で人と社会を健やかに」を実践するための3つの素養医療人としての基礎をつくるカリキュラム看護の専門的なカリキュラム福井大学の特色あるカリキュラム医療人としての態度医療人としての知識・技能医療人としての地域性・国際性修得すべき看護師としての8つの能力(コンピテンシー)共通教育プロフェッショナリズム、ふくい看護力、保健師教育、助産師教育、看護学英語看護学及び関連領域の知識と根拠に基づいた看護実践科学的思考と生涯にわたる看護の探求・研鑽多様なケア環境・地域特性と支援チーム体制・協働人間性の形成とコミュニケーション全人的理解とプロフェッショナリズム看護倫理とヒューマンケア特定の健康課題に対応する看護実践専門基礎、専門、臨地実習、看護学研究ふくい看護力学修成果を判断する4つの視点[共通教育]大学教育入門セミナー高校まで経験したことのない専門的な学びにスムーズに移行するための科目です。疑問を疎かにせずに「考える」習慣を身につけ、演習やグループワークを通して、早い段階から看護職に就くことへの心構えを持ち、主体的に取り組むことを目指します。[専門基礎]生命倫理学Ⅰ、Ⅱ先端医療技術の進歩に伴い、脳死からの臓器移植や安楽死・尊厳死、さらには重症障害新生児の治療停止の問題など、医療の現場では容易には答えられないさまざまな倫理的諸問題が生じています。老いや介護の問題も含め、これらの困難な問いを投げかけられた際に自身の考えを論理的にまとめ上げ、また医療専門職者として正しく行動するために必要な能力を身につけます。[臨地実習]附属病院や県内各病院での実習に加え、診療所など地域医療の現場に入る「地域ケア実習」を行います。実際に患者さんを受け持ち、看護師の仕事を間近に見ることで必要なスキルと心が養われるほか、患者さんを理解する力、チーム医療の一員として連携・協働する力を身につけます。[看護学研究]リサーチマインド科学的根拠に基づいた看護実践と看護における課題対応に必要な科学的探究心を育むために、1年次から4年次まで段階的に看護学研究について学びます。1年次の「リサーチマインド」では看護研究の意義や看護研究方法の概要について学び、文献講読演習を通して、これからの学修における文献活用について学びます。[プロフェッショナリズム]キャリア開発入学時より継続的に看護職への理解を深め、自己の将来像を思い描きながらキャリア開発に取り組めるよう、1年次に「キャリア開発入門」、2年次に「キャリア開発方法」、4年次に「キャリア開発とプロフェッショナリズム」を配当しています。キャリア開発とはなにか、どのように取り組むのかを授業や演習等を通して学びます。[ふくい看護力]ふくい看護論地域の文化やライフスタイルの特色と課題を知り、それを踏まえた看護のあり方を学ぶ科目です。1年次に「ふくい看護論Ⅰ・Ⅱ」が、4年次に「ふくい看護論Ⅲ」が配当され、異なる学年が屋根瓦式の教育を取り入れ、上級生が下級生を指導、下級生が上級生へと進級した際には、指導する側にまわることで、技術を伝授していきます。看護学科特色あるカリキュラム看護学科・教育プログラム

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