東京大学 大学案内 2026
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後期課程文学部前期課程の科類との基本的対応関係文科三類ltttersFacuyof Le※2027年度よりイタリア語 イタリア文学専修課程に改称予定● 考古学専修課程● 美術史学専修課程● 言語学専修課程● 日本語日本文学 (国語学)専修課程● 日本語日本文学 (国文学)専修課程● 中国語中国文学専修課程● インド語インド文学専修課程● 英語英米文学専修課程● ドイツ語ドイツ文学専修課程● フランス語フランス文学専修課程● スラヴ語スラヴ文学専修課程● 南欧語南欧文学専修課程(※)● 現代文芸論専修課程● 西洋古典学専修課程● 心理学専修課程● 社会心理学専修課程● 社会学専修課程● 人文学科 時間と空間、言語や文化をこえて旅をしながら私たちが人間としてこの世界で生きること その根源を一緒に考え、対話する場です人文学科● 哲学専修課程● 中国思想文化学専修課程● インド哲学仏教学専修課程● 倫理学専修課程● 宗教学宗教史学専修課程● 美学芸術学専修課程● イスラム学専修課程● 日本史学専修課程● 東洋史学専修課程● 西洋史学専修課程以下の専修課程開講科目以外に 、全ての 専 修 課 程で特 殊 講義・演習が開講されています。専修課程開講科目● 哲学概論● 西洋哲学史概説● 中国思想文化学概論● 中国思想文化史概説● インド哲学概論● インド哲学史概説 文学部には27の専修課程があります。哲学、歴史学、文学といった「人文学」と呼ばれる諸分野に加えて、社会学、心理学のような社会科学や自然科学に近い分野も含めて、幅広く人間と社会について考察しています。いろいろな専門が雑然と並んでいる、そんな印象を受けるかもしれません。しかし、それが文学部の魅力であり、強みだと言えるでしょう。  なぜなら、私たちが生きるこの世界は、けっして一つの尺度では割り切れず、一枚の全体像で捉えることも、唯一の答えを出すこともできない厄介なものだからです。実際、私たちが直面する地球規模の課題や社会と人間の諸問題は、複雑きわまりなく、解きほぐし難いことがわかっています。その状況に辛抱づよく向き合い、多角的に考えるのが、文学部の学問なのです。  学生はそれぞれ、思想、宗教、芸術、歴史、考古、文学、言語、社会、心理といった領域を扱う学問の手法を学びつつ、日本、アジア、ヨーロッパ、アメリカなど多様な文化と歴史を横断して視野を広げていきます。そこに共通するのは、人間の文化の営みとしての「文献(テクスト)」を読み解く作業であり、そこで議論して私たち自身の問題として考えていく訓練です。  文学部での勉強は、ややもすると時間と手間ばかりかかる、現実から離れた迂遠な営みに見えるかもしれません。しかし、私たちがどっぷりと浸かって生きている現実は、現代社会の内側からは十分に見てとることはできせん。そこから一旦身を離して、異なるさまざまな視野を経験することで、それが何なのかをはじめて認識できる、そんな対象なのです。文学部で学ぶことは、まさにそうした視野に立つことであり、根源にさかのぼって自分で考え生きる力を身につけ、実践していくことなのです。  一つ一つの専門分野は、広大な範囲と長い研究の歴史をもっています。人類が何千年も培ってきた叡智の集積だからです。その中から自分にもっとも合った問いとテーマを見つけて、とことん研究してみることが大切です。そのとき、異なる領域や関心で論じられていることの内容や意義に気づき、驚くこともあるはずです。  文学部は一人一人を尊重し、教員も学生も社会の人たちも一緒になって、互いに批判し啓発しあいながらあれこれ考える場です。この場に参加して、一緒に対話していく皆さんをお待ちしています。学科・専修課程一覧THE UNIVERSITY OF TOKYO 2026THE UNIVERSITY OF TOKYO 2026https://www.l.u-tokyo.ac.jp/1818

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