平和学習やボランティア活動を経験してきたことから、高校では平和に関するテーマで研究活動を行ってきました。平和を考える上では、国際法への理解なしには考えられないと思い、国際法研究に伝統がある東大で法学を学びたいと思いました。法的な思考力を鍛えながら、平和というテーマへの切り口を広げ、哲学や歴史、芸術など、前期課程での幅広い学びを通して、さまざまな観点や視点を増やしていきたいです。将来は一人ひとりに向き合える国際弁護士として、国をまたぐ問題や難民支援、平和につながる活動がしたいです。中学3年のときに一冊の本と出会い、そこで複雑な社会を体系的に捉える見通しの良さに感動したのが社会学に興味を持ったきっかけです。特に関心があるテーマは「家族」です。日本の家族の現状や課題について、社会学に限らず、哲学や思想、歴史など、さまざまな分野から考察しながら深く学んでいきたいです。自分の目で見た社会を理論に反映させたいという思いが強いので、フィールドワークや質的調査で社会を知りつつ、自分のやりたいことを活かせる分野を見つけたいです。高2の時に「高校生と大学生のための金曜特別講座」を受講したことで、教養学部の統合自然科学科という進路を見つけることができました。最も関心のあるテーマは、高校時代に課題研究でも取り組んだ植物微生物間の共生です。生物や数理、科学哲学等にも幅広く興味があるので、前期過程では分野を問わず幅広い知識基盤を得た上で、生物を軸として分野にとらわれずに未知を追究するパイオニアになれるよう学んでいきたいです。東大に行きたいという強い思いが苦しい時も自分を助けてくれました。自分の進みたいと思った道を最後まで諦めないでください。小学生の頃からプログラミングに興味をもち、高校3年まで情報オリンピックに参加しました。課題に対して適切なアルゴリズムを作り、設計してコードを実装するといった経験から、マッチング理論やゲーム理論を用いた制度設計を、経済学部のマーケットデザインの分野で活かしていきたいと思っています。今はまだ社会実装の例が少ない新しい分野ですが、複雑な条件や制約の中で、より良いマッチングをするためにも取り組んでいきたいです。一見すると学部と関係ないような経験でも、自分が追求したいものがある人は学校推薦型選抜に挑戦してください。人がどうすれば互いに分かり合うことができるのか、ナラティブや物語という観点をもって、臨床心理を学んでいこうと教育学部を選びました。将来は、他人との相互理解の促進に向けて、何かできたらと考えているので、大学では専門性を高めながら、学びを広げていきたいです。私は、高校時代はもともと理系でしたが、日本語形容詞の通時的な意味変化の傾向を研究したことで、自分のテーマを見つけ文転しました。高校生のみなさんも、変化を恐れずにいろんなことに挑戦しながら高校生活を過ごしてください。高校では部活動でロボット開発の研究をし、バイオミメティクスという生物の特長を工学技術に活かすことをテーマにしてきました。生物が営む、非常に低エネルギーでありながら効率のいい生命活動がいかにして生まれ、どういう仕組みで進化したのかを考えるために、工学部では進化学など自分の興味ある分野を幅広く学んでいきたいです。また研究だけでなくアカデミックとビジネスをつなげたいと考えていて、東大には多様な興味をもつ人がたくさんいるので、仲間を集めて起業を経験してみたいと思っています。文科一類( 法学部)文科三類( 文学部)理科二類( 教養学部)文科二類( 経済学部)文科三類( 教育学部)理科一類( 工学部)THE UNIVERSITY OF TOKYO 202644鵜川 心楓森木 将慧桑畑 裕太朗藤居 星渡邉 佳歩澤近 大地学校推薦型選抜合格者の声
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