合格者の声小学生のときに買ってもらった図鑑を読んで、気づいたら天文学が好きになっていました。研究を体験するようになってからは、光の強度や、波長、色など限られた情報源からデータを引き出し、分析する、その努力の過程が天文学の面白さだと思っています。大学ではこれから研究することを見極め、まだよく解明されていない球状星団を観測的に見ながら、宇宙の歴史の解明につなげていきたいです。高校生のみなさんも、 やりたいことに出会えるまではいろんなことにチャレンジしてください。そして、思い切って自分の好きなことを追究してほしいです。多くの人が関わり、長い年月をかけて完成する創薬のプロセスの中で、自分も研究者の一人として携わりたいと考え薬学部を選びました。高校時代は研究成果の発表会や政策提案型のディベートなど、面白そうだと思うことには挑戦してきましたが、その中でも頑張っていたのは生物部での研究です。食品保存料であるナイシンとの相乗効果を示すような物質を探索し、どの構造が作用に関係するのかを調べました。前期課程では薬学に偏らず、幅広く学んで視野を広げていきたいです。高校生の皆さんもいろんなことに挑戦して、楽しみながら頑張ってほしいです。私は生物部でヒトの健康に関する研究を精力的に行ってきました。その一つが抗変異原性を有する化合物の探索です。私の出身の秋田県ではがんの罹患率、死亡率が全国上位であり、特に消化器系のがんが多いことが喫緊の課題です。そこで、細胞のがん化の第1段階である遺伝子突然変異を抑制する物質を食品に使われる物質から発見できないか探究しました。 生物統計学を活用したがんなどの疾患研究に関心があるので、将来は健康科学の研究者を目指し、人々の健康に寄与したいと考えています。そのためにも学びの場を最大限に活用し、学問を深めていきます。もともと釣りが好きで、夏場に海に行くとたくさん釣れるキュウセンという魚が、性転換を行うことを知り、興味をもちました。高校では、キュウセンとニシキベラの2種を対象魚として性転換と血球数の関係について調べ、発表をしました。将来は大学院に進学し専門知識を深め、身についたスキルを柔軟に展開していけたらと考えています。僕は研究が好きで、好きなことを続けていたら、東大の学校推薦型選抜につながったので、学校推薦型選抜に挑戦しようと考えている高校生のみなさんも、自分の好きなことをどんどん突き詰めてほしいです。将来は医学研究の道に進み、最先端の研究をリードする第一人者になりたいと考えていたので、東大の学校推薦型選抜に挑戦しました。推薦生は早期から研究者に向けての専門教育を受け、研究室を見学して研究の現場に関わることができるので、とても楽しみにしています。私はエボラ出血熱や狂犬病などウイルス感染症の分野に関心があり、新型コロナウイルス禍を経てからはパンデミックがもたらす影響にも興味が広がりました。大学ではウイルス感染症を研究テーマの軸に据えて、AI活用の可能性なども考えながら、新しい挑戦をしたいと考えています。キミの東大検 索理科一類( 理学部)理科二類( 薬学部)理科二類(医学部健康総合科学科)理科二類( 農学部)理科三類( 医学部医学科)ホームページでも推薦生インタビューを紹介していますTHE UNIVERSITY OF TOKYO 202645市川 まどか山谷 優衣藤井 由紀子相木 春人関 櫻子https://kimino.ct.u-tokyo.ac.jp
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