富山大学 人間発達科学部 学部案内2019
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 本イベントの前身は、旧教育学部で始まった、「遊ばん会」で今年で22年目になります。発足当時、学生の中で、教育学部に入学したものの、教育実習以外には子どもと接する機会が少ないという声がありました。そこで、彼らとふれあうことのできるボランティアの場が大学内に設けられたことに始まります。 以来、毎年学生たちで実行委員会が立ち上げられ、企画ごとに年1回のイベントに向けて、授業の合間や部活やアルバイトの合間を縫って、準備が進められています。当日は五福キャンパス全体を大きなテーマパークのように見立て、親子の来場を迎えます。平成29年度に行われた企画では、3,694人の親子が来場し、楽しい一時を過ごしました。 初期の頃は、本学部の前身である教育学部の学生が中心になって準備し運営してきた企画ですが、近年はほぼ全学部からスタッフが集まって、毎年子どもたちの笑顔のために一生懸命準備を行っています。また、自身が子どもの頃に参加した思い出を胸に、本大学に入学した後で、今度はスタッフとして参加する側になる学生も毎年多く出ています。さらに、本学を受験する前にスマイルフェスティバル当日に参加し、本大学に進学する意志を固め、受験を乗り越え晴れて合格し、スタッフになる者もいます。 本イベントは、11月に行われる本番のみでだけでなく、富山県が開催する「とやまっこ未来フェスタ」に参加(平成29年度は「巨大迷路」「夢い~っぱい☆遊べるおもちゃ工房」「おかしの国」)しています。 スマイルフェスティバルは毎年、地域の方々の協力や富山県教育委員会、富山市教育委員会の後援を得て開催することができています。これからも多くの人から愛されるイベントになるよう努めていきます。 「富山大学スマイルフェスティバル」とは、人間発達科学部の学生だけではなく、他学部の学生もスタッフとして参加し、スタッフ全員で作り上げるイベントです。仲間と共に活動をする過程で、さまざまなことを学びながら、学生自身が成長できる素晴らしい場でもあります。 私は大学1年生から4年間、スマイルフェスティバルの活動を続けています。この経験では、大きなイベントを作り上げる大変さと同時に子どもや保護者そして学生スタッフなどたくさんの人の笑顔に出会える嬉しさを感じてきました。 私たち学生スタッフは1年間、子どもたちの笑顔が見たいという目標に向かって、企画・運営やものづくりをしています。もちろんその過程ではつらいことや大変なこともありますが、仲間と協力し団結して乗り越えてきました。そして、本番で見られるたくさんの人の笑顔には、苦労など忘れてしまうほどの大きな喜びがあります。 笑顔溢れる素敵なイベントであるスマイルフェスティバルが、この先も続き、地域に愛されるものであってほしいと願っています。富山大学スマイルフェスティバル富山大学スマイルフェスティバル2017スタッフ人間発達科学部発達教育学科学校教育コース 4年富山大学 スマイルフェスティバル2018実行委員代表からの一言飯野真由開場を待つ親子連れの行列17

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