富山大学 医学部 2019年度学部案内

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最先端の手術室で高度な医療を提供しています病院の改革， そして挑戦次世代の医療を担う人材育成に取り組んでいます。2016年からは医師キャリアパス創造センターを設立し，卒前から卒後の初期研修，専門医取得まで一貫した教育体制で，医療人育成を行います。新しい医療に対応するための施設増設と改修を，2008年から進めており，2014年に病棟と手術部が，2017年に外来診療棟が新しくなりました。手術部では，3Dカメラシステムの導入，ハイブリッド手術室の整備を行い，高度医療を提供することができる手術環境を整えました。11室ある手術室では年間約7,500件の手術を行っています。また，2016年11月には最新の手術支援ロボットda Vinci Xiサージカルシステム（ダ・ヴィンチ）を導入し，同12月には県内初となるダ・ヴィンチでの前立腺全摘手術を実施しました。2017年に循環器センター，2018年には包括的脳卒中センターを開設し，24時間365日重篤な患者さんの救急搬送に対応しています。新外来診療棟の各診察室は患者さんのプライバシーを保つとともに，待合室をラウンジ方式としました。また，1階の小児科では，インフルエンザなど感染症の患者さん専用の待合室や診察室を設置して，他の患者さんへの感染防止に対応しています。あわせて，授乳室やプレイルームを設置するなど，乳幼児から付添いの大人まで安心して利用できる空間づくりをしています。また，患者さんの移動の負担を減らすために，増築した外来ホールにエスカレーターを設置し，新外来診療棟と立体駐車場を連絡通路で結びました。これにより，北陸の冬の厳しい気候でも，天候を気にせずに駐車場から院内へ移動できるようになりました。本院では，患者さんに優れた医療を提供するため，こうした設備や環境を整えるだけでなく，職員が一丸となってチーム医療を推進し，患者さんに暖かい心で寄り添うとともに，卓越した技術に日々磨きをかけています。今後も大学附属病院として，優れた医療人育成と高度先進医療の実践という大きな使命を果たしていきます。