富山大学 薬学部 2019年度学部案内
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10● 専門英語●ニュージーランド語学研修●南カリフォルニア大学臨床薬剤師教育研修富山大学薬学部では、国内だけでなく海外の薬剤師養成や薬剤師業務について学ぶため、希望者は提携校である南カリフォルニア大学での研修を行っています。● 就職や将来に役立つTOEICサポート(創薬科学科)● 独自の対策プログラムによる薬剤師国家試験サポート (薬学科)キャリアサポート薬剤師国家試験(平成30年3月)新卒者合格率86.3%(全国平均84.9%)早期体験実習富山県内の製薬企業を訪問し、工場見学をします。実際の医薬品の製造工程を学ぶことができます。くすりを創る(創薬科学科)早期体験実習 富山県内の病院・調剤薬局での調剤業務を見学します。病態薬物治療学、疾病医療学など臨床薬学系には必修の科目で、医薬品や疾患について、より深く学びます。くすりを使う(薬学科)総合薬学演習10人程度のグループで興味ある医薬品を選び、その発見の歴史、合成法、薬理作用等を調べ、教員・学生の前で発表します。医薬品ひとつが出来上がるまでの道のりを学びます。くすりを知る創薬化学、製薬企業と創薬創薬に必要な最新の専門知識と技術を学びます。先端分子薬学最新のライフサイエンスをベースに分子・細胞レベルでの生体と医薬品の関連を学びます。実務実習 本学附属病院を含む富山県内の病院や地域薬局で5.5か月の臨床薬学実習を行い、薬剤師の業務を学びます。私は5年次に、南カリフォルニア大学臨床薬学研修に参加しました。研修には日本、韓国、中国の3か国から薬学生が参加し、アメリカでの服薬指導やSOAPノート、うつや不安障害に関する講義を受けました。どの講義においても学生の積極的な発言が求められ、日本との違いを実感しました。グループディスカッションでは、症例に適した治療薬について議論しました。異なる国の学生が意見を出し合うことで、疾患に対する理解が深まるだけでなく、国による医療制度や治療薬の違いについても知ることができました。病院やがんセンター、地域薬局の見学では、アメリカにおける薬剤師の役割を知ることができました。薬剤師が医師の合意の範囲で処方権を持っている点やテクニシャンという調剤補佐が調剤を行う点、調剤の機械化が進んでいる点など、日本の薬局とは異なる点が多くみられました。また、地域薬局では5か国語に対応していたり、遠方に住む患者への薬の配達を行っていたりと、アメリカ特有の工夫がなされていました。研修中は他国の学生と積極的にコミュニケーションをとり、韓国や中国の文化やカリキュラムの違い、学生生活についても知ることができました。薬学研修を通して、積極的に発言する海外学生の学ぶ姿勢に刺激を受け、見習うべきであると感じました。アメリカの医療現場を実際に見学して医療の違いを学び、また日本や海外の薬学生と交流を深めることができ、大変貴重な経験となりました。山内 唯薬学科 6年

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