富山大学 薬学部 2019年度学部案内
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12薬学科5年生では、薬局実習2カ月半・病院実習2カ月半の実務実習があり、実際の臨床現場で、薬剤師の業務を勉強します。薬局実習では調剤業務や服薬指導、在宅訪問をさせていただき、病院ではチーム医療にも同行しました。特に印象に残ったのは漢方調剤で、富山県でないとなかなか経験できないような調剤業務を行いました。初めは分からないことばかりで、知識の乏しさを痛感する毎日でしたが、指導薬剤師の方や周囲の助けもあり、無事に5カ月の実務実習を終えることができました。実習を通して、薬の専門家としての薬剤師の責任を実感すると同時に、コミュニケーション能力の重要性を感じました。実習後は、所属する研究室で卒業研究を行なっています。こちらも日々分からないことばかりですが、先生方のご指導を受けながら、自身の研究テーマを進めています。実習や卒業研究は大変ですが、休みの日は部活に顔を出したり、友人たちと過ごすことでリフレッシュし、充実した生活を送っています。薬学部4年次生では、3年次に配属された研究室で引き続き研究を行います。どの研究室も特徴のあるテーマを扱っており私の研究室ではヒトの病気を模したモデル動物で主に実験を行っています。時間割の例をみるとずっと実験をしているようにもみえますが実験以外にも、自分の実験に関連した論文や基礎知識を補うために図書館で借りた本を読んだり実験で使う試薬の設計などもしています。1~3年次での授業はそのほとんどが受け身で、習ったことを覚えるというのがメインでしたが研究をするようになって自分から必要な知識を得るために勉強するようになりました。また、研究をしていて思うのは授業を真面目に受けていてよかったということです。当時は何の役に立つかイマイチわかりませんでしたが、いざ研究をするにあたり、1~3年次での授業で習ったことが当たり前のように出てきます。それを基礎にして新たに自分の研究に関する知識を積み重ねていくため新しい知識や手法などがすんなりと理解できることが非常に多いです。研究の話ばかりでしたが研究以外には、平日の夕方以降や土日に趣味のボルダリングをしたり子供に医療や薬のことを教えるボランティアをしたりお気に入りのバンドのライブに行ったりもします。研究をするのもおもしろいですが研究以外のことをしているときの方がいいアイデアが浮かんでくることが多いです。高校生のときには想像していなかったようなことを楽しんでいることがたくさんあるので、大学生になったらいろいろ挑戦してみてくださいね。薬局での実務期間中の1週間のスケジュール創薬科学科4年生の日常大学院 博士前期課程 2年 菊川 孝薬学科5年生の日常薬学科 6年 日野 愛梨キャンパスカレンダー入学式オリエンテーション前学期授業開始開学記念日後学期授業開始医学薬学祭新入生医療学研修早期体験実習卒業論文発表会  (薬学科6年生)バドミントン大会卓球大会TOEIC講習会ソフトボール大会総合薬学演習発表会OSCE試験冬季休暇高校生体験入学前学期授業終了博士論文発表会後学期授業終了TOEIC・IPテストCBT試験夏季休暇南カリフォルニア大学臨床薬剤師教育研修後学期末試験卒業論文発表会(創薬科学科4年生)修士論文発表会 前学期末試験薬剤師国家試験ニュージーランド     語学研修学位授与式春季休暇montuewedthufri18:45-10:15卒業研究卒業研究卒業研究卒業研究卒業研究210:30-12:00313:00-14:30薬学経済414:45-16:15卒業研究516:30-18:00montuewedthufri18:45-10:15調剤+服薬指導210:30-12:00313:00-14:30新薬等の勉強会在宅訪問グループディスカッション在宅訪問講義414:45-16:15講義(疾患別薬剤の薬理作用、服薬指導の基礎、在宅医療 等)516:30-18:00調剤+服薬指導創薬科学科4年次前期の時間割(例)

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