富山大学 薬学部 2019年度学部案内
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物理系生物系化学系倫理系薬用植物園医療系薬剤・薬理系分子神経生物学遺伝情報制御学分子細胞機能学がん細胞生物学応用倫理学医療薬学・保険薬局学薬物治療学病態制御薬理学医薬品安全性学臨床薬剤学(附属病院薬剤部)生体認識化学生体界面化学構造生物学薬物生理学分子合成化学薬品製造学薬化学薬用生物資源学植物機能科学薬剤学応用薬理学製剤設計学各系の連携によりとやま伝統の和漢薬から最新の医薬品まで優れた教育・研究を展開学術論文って何ですか?A学術論文とは、研究で得られた新しい事実や発見、実験結果をまとめたものです。そのほとんどは、国際的な科学雑誌(ネイチャーやサイエンスなどの名前を聞いたことがあると思います)に投稿されて、世界に向けて発表されます。また、学術論文(文献)を調べれば、世界でどんな研究が行われているかがわかります。学術論文のほとんどは英語で書かれていますので、英語能力は研究者に欠かすことのできないものです。14研究室紹介研究室には大きく5つの系があります。実際の研究内容は多岐にわたり、多角的にくすりにアプローチしています。研究室ごとにホームページを開設していますので、詳細は薬学部ホームページをご覧ください。研究室を紹介した動画もありますので併せてご覧ください。こうして卒業研究で見出された新発見は富山発の「新しい薬学」として、世界に発信されています。由澤 敦史博士課程 4年私は6年制の薬学科を卒業し、博士課程の学生として化学系の研究室で研究をおこなっています。「くすりの富山」と銘打っているよう、富山県には製薬企業の研究所や工場が多くあります。それらを見学する機会がカリキュラムにも組まれているため低学年の頃からモチベーションを維持して勉学、研究に励めています。このような素晴らしい環境に恵まれたおかけで、私は第 34 回シクロデキストリンシンポジウムにおいてポスター発表賞を、日本化学会秋季事業第 7 回 CSJ 化学フェスタにおいて優秀ポスター発表賞を、日本薬学会北陸支部第 129 回例会において学生優秀発表賞を受賞することができました。また、文部科学省所管の独立行政法人、日本学術振興会の特別研究員にも採択され、給与の支給を受ける事ができたため、金銭面に悩む事なく研究活動に打ち込めています。このような成果を得られたのは、「くすりの富山」だからこそ可能な質の高い教育のおかげだと感じています。研究に興味のある方はもちろん、薬学について深く学びたい方、一緒に富山大学薬学部で学びましょう。石川 明香里博士後期課程 3年私は本学創薬科学科を卒業し、大学院に進学しました。学部生のときに配属された研究室で、新たな糖尿病治療法の開発を目指した研究を行っています。研究は思うように結果が出ないことや予想外の結果が得られることも多く、配属当初は何度も苦戦しました。しかし、今ではそれも研究の面白さのひとつであると感じます。こうした日々の研究の成果は自ら全国または世界ヘと発信することができます。私は第58回日本糖尿病学会年次学術集会およびThe 8th International Aldosterone Forum in Japanにて学会発表を経験しました。後者学会では優秀賞を受賞し、自分が携わった研究を高く評価して頂けたことを嬉しく感じました。富山大学には熱心に指導して下さる先生が多く、恵まれた環境の中でこのような充実した研究生活を送っています。また、留学生も多く在籍しており、留学生との交流や国際学会への参加を通して海外と繋がることは、皆さんが世界へ羽ばたくチャンスになると思います。医学薬学教育部(薬学系)研究室一覧http://www.pha.u-toyama.ac.jp/laboratory/動画で観る薬学部 YAKUGAKU TV

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