富山大学 案内 2020
14/52

 都市デザイン学部は、平成30年4月に富山大学9番目の学部として誕生しました。安全・安心で快適な「都市」の創出、地域創生が可能な「人財」の育成を通して、持続可能な社会の実現を目指す学部です。 社会の変化が加速し、わたしたちは少子高齢化のような経験したことのない問題に直面しています。持続可能な社会を実現するためには、こうした問題に対する「新しいアイデア」が必要です。地球システム科学科、都市・交通デザイン学科、材料デザイン工学科の3学科は、それぞれ自然の理解、まちづくり、ものづくりを追究しながら、密接に連携して「新しいアイデア」を生み出すことを目指しています。 富山は、高低差4,000mのユニークな自然、「コンパクトシティ」に代表される環境に配慮した先進的なまちづくり、アルミ産業をはじめとするものづくりと都市デザインを学ぶ「教材」に恵まれています。皆さんもこの学部で未来の社会を考えてみませんか。都市デザイン学部で未来の社会を考えよう都市デザイン学部長 渡邊 了学部長からのメッセージ都市デザイン学部の情報や詳しいカリキュラムはこちらから 都市デザイン学部は自然科学と科学技術を基盤とし、社会科学的要素を加味して自然災害のリスク管理、社会基盤材料の開発、都市と交通の創造に係わる特色ある国際水準の教育・研究を行い、さらに「デザイン思考」に基づいた創造力を身に付け、問題の発見・解決の出来る人材を育成します。そして、都市や地域の創生と持続的発展を通じ、人間社会と自然環境が共生する理想的な社会の実現に、多様性のある「人財」を送り出すことを目的としています。 これからの都市環境は、単なるインフラ整備にとどまらず、地域の自然や歴史文化、産業に根ざしたものが求められます。それには従来のハードの整備だけでなく、ハード・ソフトの両面から安全・安心で快適な都市を考え、地域の活力を創出していくことが必要です。この社会の要求に応えるため、都市デザイン学部では、空と海と大地を学ぶ地球科学、都市や交通のプランニングとデザイン、環境づくりを支える材料工学等を総合的に学ぶことができる3つの専門学科を設け、それぞれの学科が連携することで知の融合を図る教育体制を取っています。また、高低差4,000mという壮大で美しい自然を有し、国内でもトップレベルにある先進的な都市づくりを推進している富山県全域を学びのフィールドとし、実践的な体験ができるよう県内の関係組織とも連携を図っています。安全・安心で持続可能な社会を創る。学部紹介都市デザイン学部Faculty of Sustainable Design五福キャンパス都市デザイン学部13

元のページ  ../index.html#14

このブックを見る