電気通信大学 大学案内2020
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Student VoiceStudent Voice自ら設定したテーマの研究・発表で研究者に必要な「突破力」を養う自主研究を通して、研究者・技術者としての能力を養成するための選抜制プログラムです。履修者には、先端的な設備の利用や学外研修などの機会も提供されます。1年次には、学内外の研究者から最先端の科学・技術について学び、2年次以降は研究者や大学院生の指導のもとで自主研究を行い、成果を大学間連携発表会や、全国の大学生を対象とした研究発表会などで発表します。科学・技術の進歩や発展を自身が主導して実現するための「突破力」を学ぶために、自らの専門分野を展開・発展させる力と専門外の他者へ説明や討論ができる力を高めます。UECパスポートプログラム履修可能な類・専門教育プログラムⅢ類(理工系):電子工学プログラム、光工学プログラム、物理工学プログラム、化学生命工学プログラムUECパスポートセミナー学内の先生方の講演と学内研究設備での実習、学外の先生方の講演と学外の研究施設・研究所の視察からなるセミナーです。1年次理工系教養科目UECパスポートプログラムAテーマ探究実験・演習、学生主体となって行う少人数専門セミナー、東京農工大学との大学間連携発表会を実施します。2年次共通科目UECパスポートプログラムB2年次に行ったテーマ探究実験・演習の成果を踏まえた発展的なテーマ課題自主研究、および大学間連携発表会を実施します。3年次共通科目「UECパスポートプログラム」の選抜は、入学時に参加が約束される推薦入試と、入学後に行われる選抜の2種類が実施されています。推薦入試の場合は、高校時代の自由研究について発表を行います。入学後選抜は、1年次の成績によって判定されます。推薦入試「UECパスポートプログラム」と入学後選抜サイエンス・コミュニケーション演習科学の専門的な内容を広く伝える手法である「科学コミュニケーション」を学ぶ集中講義です。外部講師により実施されます。3年次夏季休業期間上級科目赤津 穂高さん先進理工学科生体機能システムコース4年三瓶嚴一研究室 所属茨城県立日立第一高等学校 出身最先端の研究に触れ、自分自身で主体的に研究内容を考える高校時代は科学部で、ニガウリの脂肪酸を抽出する研究をしていました。その脂肪酸が癌に効果があるのではないかという論文があり、脂肪酸の単離をめざすという研究でした。大学なら充実した設備でより高次な研究ができると思い、このプログラムでの推薦入試の受験を決めました。1年次のパスポートセミナーでは今まで知らなかった最先端の話を聞いて、「もっとこの分野を学びたい」という思いが強くなりました。2年次からは、高校時代の続きとして、ニガウリの脂肪酸の抗酸化作用についての自主研究をしました。一般的な座学とも、テーマが与えられた実験とも違うので、受け身では何も始まりません。研究内容を自分で考えるのは大変ですが、主体性も身につきます。先生方のバックアップもあるので、興味のある方はぜひ履修してみてください。UECグローバルリーダー育成プログラム(GLTP)学外研修を通して国際社会で活躍できる力を養う選抜プログラム学域3年次から博士前期課程にかけて行われる選抜制の学域・修士一貫教育プログラムで、参加者は志望する学生の中から1・2年次の学業成績に基づいて選抜されます。3年次前学期のラボワーク(研究室実習)を経て、通常より約半年早い3年次後学期に研究室に所属、4年次の秋までに卒業研究を仕上げます。そして、その後翌年3月の学域卒業までの期間に、国内外の研究機関や海外の大学などでの研修を行います。在学中に学外での研修を経験することで、広い視野を持ち、産業界や国際社会で情報理工学をリードできる総合力を養います。4年次に、インターンシップと並行して国際学会2回、研究会に1回参加私はVR・ARという技術に興味があり電通大に入りました。授業で学ぶ数学や基礎的なプログラミングなどは非常に重要ですが、いち早く専門的なことを学びたいという思いがあり、3年次前学期から研究室で活動できるこのプログラムに参加しました。GLTPに合格すると、大学院進学も決まり、3年次後学期には、正式に研究室配属されます。私の場合は3年次の初めから、授業を受けながらラボワークにより研究を少しずつ進めたおかげで、4年次に国際学会に2回、研究会に1回参加できました。さらにその間、学外研修として、VR・ARを医療や工場生産へ積極的に応用している国内の企業でインターンシップをすることができました。海外渡航の際には補助金がもらえますし、このプログラムには海外での活動に興味のある仲間が集まるのも良いと思います。大学院情報理工学研究科 情報学専攻 博士前期課程1年橋本直己研究室 所属山梨県立甲府東高等学校 出身森久保 優輝さん4~7月頃にかけて、3研究室で各1ヵ月程度の研究室実習を行います。ラボワーク3年次 前学期通常より約半年早い3年次の後学期に研究室に配属されます。その後、4年次の前学期までの1年間で卒業研究に取り組みます。早期研究室配属/卒業研究3年次 後学期4年次 前学期卒業までに国内外のインターンシップ、大学及び研究機関での研修を行います。学外研修4年次 後学期TOPICS学生自身が企画・運営するプログラムです。専門性を高めることを目的にしたセミナーや、学内外の講師を招いてのカンファレンスを行います。UECセミナー/UECカンファレンス1年次博士前期課程2年次博士前期課程19

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