電気通信大学 大学案内2020
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意識次第でいくらでも成長できる環境でどこに出ても恥ずかしくない能力を身につけられた水野 正博さん2003年 東京都 私立桐朋高等学校 卒業2007年 電気通信大学 電気通信学部 知能機械工学科 卒業2009年 電気通信大学大学院 電気通信学研究科 知能機械工学専攻(博士前期課程)修了2009年 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 入社2015年 オリンパス株式会社へ社名変更(分社統合)2018年 会津オリンパス株式会社 出向医師の操作性向上や患者さんの負担低減など、人々に喜ばれる製品をつくることにやりがいを感じるもともと機械やロボットが好きな子どもでした。科学系の雑誌を愛読していて、電通大のことを初めて知ったのも、その雑誌に掲載されていた記事でした。数ある機械系学部を持つ大学のなかで電通大への進学を決めたのは、オープンキャンパスのアットホームな雰囲気に、ここで勉強できたら楽しそうだな、と思えたのが一番の理由です。在学中は知能機械工学を専攻し、二足歩行ロボットの歩行安定性に関する、安定性理論による最適な設計パラメータの導出や実機検証を行っていました。歩行ロボットにとって最適な脚の長さや重さを、制御理論を使って求める研究です。トライアンドエラーを繰り返し、実機検証で成果が出せたときはとても嬉しかったですね。今の仕事である医療機器の分野を志すようになったのは、4年次で経験したボランティア活動がきっかけでした。特別支援学校の子どもたちと遊んだり、親御さんや先生方と触れ合ったりするうちに、この人たちの笑顔につながる医療・福祉の分野で自分の能力を発揮したいと思うようになったのです。会社では、内視鏡の製品開発や法規制に関わる業務を担当しています。在学中の研究テーマが直接関わる仕事ではないのですが、学会発表や論文投稿の経験は、就職活動に臨むにあたって大きな自信になりましたし、主体性を重視する当社では、研究生活で身についた課題解決能力や論理的な思考法が大いに役立っていると感じています。入社して10年が経ちますが、内視鏡の設計・開発におけるスペシャリストになるために、日々奮闘しています。電通大で過ごした日々は、私を大きく成長させてくれました。まず、講義や研究内容のレベルの高さを実感しました。おかげでどこに出ても恥ずかしくない知識や技術を修得することができました。そして学生の意識の高さも想像以上で、電通大には、学友と切磋琢磨しながらステップアップできる環境がありました。先生からの熱意あるサポートもありがたかったですね。電通大は、自分の意識次第で、いくらでも高いレベルの経験を積める素晴らしい大学だと思います。進路・就職・資格会津オリンパス株式会社第2技術部製品技術2グループ主任48

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