電気通信大学 大学案内 2021
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Ⅱ類自分の適性を見極めて“本当にやりたいこと”と出会えた私が電通大への進学を決めたきっかけは、高校2年生のときのオープンキャンパスでした。女性の先輩が親切に対応してくれて、「就職も手厚くサポートしてもらえるし、一人暮らしの女子も多いよ」と聞いて安心したことを覚えています。アニメを見たり音楽を聴いたりするのが好きなこともあり、入学当初は画像処理や音響分野を学びたいと思っていたのですが、さまざまな授業を受け、研究室を見て回るうちに、情報通信工学の分野に興味を持つようになりました。そして、3年次に通信システム学を受講し、深く学びたいと思ったことが、今研究している車車間通信というテーマにつながっています。Ⅱ類は、Ⅰ類とⅢ類のいいとこ取りといいますか、情報系と理工系の両方の知識を身につけられる類です。ひとつの分野にとどまらない最先端の研究に触れられるのも大きな特徴です。情報系と理工系のどちらも興味がある人や、ものごとを多角的に見られる人がⅡ類に向いていると思いますし、興味の幅が広がるので、私の周りにも個性豊かな人材が多いと感じています。Ⅱ類の友人とは会話も楽しく、それぞれ得意分野を持っているので、自分が苦手な部分をフォローしてもらうこともできる。私にとってはとても居心地がいい環境です。また、大学の講義というと板書を書き写して終わり、というイメージを持つ方もいるかもしれませんが、Ⅱ類で私が受けた授業では、動画を使ったり、対話形式だったり、直感的にわかりやすく教えてくれる先生が多く、授業に出るのがいつも楽しみでした。私は、卒業後は博士前期課程に進みます。せっかく研究に携われる機会を得たので、しっかりと腰を据えて取り組んでみたいんです。研究を通して、これまで身につけた知識が役立っていると実感できる楽しさも理由のひとつです。大学院でより高度な研究に挑戦できることに、とてもワクワクしています。ⅡStudent,sVoice電通大では類の選択、専門教育プログラムの選択、研究室の選択、研究テーマの選択と、自分で学びの方向を決める節目があります。その節目までに上田さんは、どんなことを考え、 どんな選択をしたのか紹介します。上田 有由夢 さん情報理工学域 Ⅱ類(融合系)情報通信工学プログラム 4年藤井威生研究室 所属愛媛県 私立済美平成中等教育学校 出身上田さんの電気通信大学での歩み画像や音響に興味高校時代国立大学だったことと、オープンキャンパスの印象で電通大へ。画像処理と音響の学科、研究室があったので、Ⅱ類を選びました。大学選択初めての実験に感激入学~1年次前学期資料集でしか見たことがない実験に感激。レポートは大変でしたが、試験管や試薬に触れられるのが楽しかったです。類選択プログラミングが楽しい1年次後学期~2年次前学期プログラミングに初めて触れ、楽しさを知りました。自分の考えたロジック通りに動作してくれたときの感動が忘れられません。プログラム選択研究への不安と進歩4年次前学期~現在研究室を選ぶ際の先生方との面談を通じて、研究を深めるのも面白いのではないかと感じ、博士前期課程への進学を決めました。研究テーマの選択及び研究上田さんの3年次後学期の時間割時間割月火水木金土1限目知的財産権2限目情報通信工学実験B13限目電磁波工学通信システム学情報通信工学実験B1レポート4限目符号理論Technical English情報通信工学実験B25限目アルバイト課題アルバイトアルバイト通信に興味を持つ2年次後学期~3年次後学期  通信に興味を持ち始めた頃です。専門分野を学ぶようになり、基礎がここで生きてくるのかと驚きました。後に研究室選びの決め手となる「情報システム学」もここで学びました。研究室選択33

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