4年次に、インターンシップと並行して国際学会に2回、研究会に1回参加森久保 優輝さん大学院情報理工学研究科 情報学専攻 博士前期課程2年橋本直己研究室 所属山梨県立甲府東高等学校 出身西東京三大学連携 文理協働型グローバル人材育成プログラムcolumn私はVR・ARという技術に興味があり電通大に入りました。授業で学ぶ数学や基礎的なプログラミングなどは非常に重要ですが、いち早く専門的なことを学びたいという思いがあり、3年次前学期から研究室で活動できるUECグローバルリーダー育成プログラムに参加しました。このプログラムに合格すると、大学院進学も決まり、3年次後学期には、正式に研究室配属されます。私の場合は3年次の初めから、授業を受けながらラボワークにより研究を少しずつ進めたおかげで、4年次に国際学会に2回、研究会に1回参加できました。さらにその間、学外研修として、VR・ARを医療や工場生産へ積極的に応用している国内の企業でインターンシップをすることができました。海外渡航の際には補助金がもらえますし、このプログラムには海外での活動に興味のある仲間が集まるのも良いと思います。国際学会や研究会の参加なども他学生より早く経験できるので、研究への意欲に繋がります。Student,sVoice協働共通・専門教育プログラム・異分野の先端的研究を体験する・異分野間で発表し合い討論する・異分野の共通科目を英語で学ぶ現代グローバル社会が抱えるさまざまな課題を解決するためには、これまでの人文社会科学や理工学と呼ばれる枠組みを越えた分野横断型の発想が求められています。西東京地区にある東京外国語大学、東京農工大学、電気通信大学の国立三大学は近接して立地する条件を活用して、人文社会科学・理工学・農学のそれぞれの専門性と同時に分野横断の協働の視点を持つ実践型グローバル人材の育成プログラムを立ち上げました。このプログラムでは人文社会科学や理工学の枠組みを越えて協働する新しい教育を提供します。世界が抱える複合的な課題の解決には、専門性に軸足を置きながら、文系や理系の枠組みを越えて協働できる能力が求められます。東京外国語大学は「言語・リベラルアーツ及び地域研究」、東京農工大学は「食料、エネルギー、ライフサイエンス分野」、電気通信大学は「情報・通信(ICT)、人工知能・ロボティクス、光工学分野」と、異なる分野に強みを持っています。それぞれの専門分野を深く学ぶことも大切ですが、21世紀の国際社会が抱える問題に対応するには、専門の境界を越えた広い視野が必要です。そこで、専門分野を異にする三大学の学生がグループを作り、課題の解決に取り組む授業科目を開講しました。さらに授業科目の英語化などのグローバル人材育成のための取り組みも進めています。協働共通・専門教育プログラムでは「三大学協働基礎ゼミ」「三大学学生のための英語で授業を行う科目」「三大学合同合宿コロキウム」を通して、分野横断的で実践的な発想のできる文理協働型のグローバル人材を育成していきます。「三大学協働基礎ゼミ」では1〜2年生を対象にそれぞれの大学の先端的な研究を体験します。10名程度の三大学混成チームで、専門分野が違う人との協働を実際に経験し、ゼミ参加後には学生チームが集合して合同発表会を開きます。相互理解を深め、相乗効果をもたらすテーマが準備されています。三大学で卒業研究や大学院での研究をしている学生が、文理を越えて互いの研究を発表し討論するのが「三大学合同合宿コロキウム」です。学生が中心となって運営します。各大学の英語で開講されている授業科目に加えて、「三大学学生のための英語で授業を行う科目」として、専門分野を異にする三大学の学生も対象とする入門的な授業を揃えました。2019年度開講 三大学協働基礎ゼミテーマ開講キャンパス・担当教員機械による日本語作文自動評価について考えよう東京外国語大学 阿部 新考古学:環境認知と資源利用東京外国語大学 小川 英文動物体を観察してみよう東京農工大学 柴田 秀史「電場と荷電粒子」をテーマに、装置を作って測定してみよう東京農工大学 畠山 温超小型コンピュータを使ってカメラを制御してみよう電気通信大学 細川 敬祐 人工知能開発ツールを用いてコンピュータと対話してみよう電気通信大学 西野 哲朗41
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