電気通信大学 大学案内 2022
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初年次教育初年次教育初年次教育類共通基礎科目類共通基礎科目類共通基礎科目専門教育 プログラム専門教育 プログラム専門教育 プログラム研究室配属研究室配属研究室配属18 映像や音響などのメディア表現を専門的に学べる大学を探すため、電通大のオープンキャンパスに参加しました。学生や先生方が研究内容を熱量高く紹介してくださったのをよく覚えています。 初年次教育を学ぶ段階で印象的だったのは線形代数学や微分積分学の授業です。回を重ねるたびに難易度が上がり、いつの間にか自分の力もレベルアップしたと思います。メディア表現を学ぶつもりでいて、そのまま類共通基礎科目へ進みました 「電通大は就職率が高く、就職先もいいところばかり」と高校の先生から聞き、電通大に興味を持ちました。大学卒業後の人生を見据えた選択をしたいと思っていたからです。 入学すると情報理工学の基礎を網羅するように学んでいきます。4年次の現在、初年次教育で身に着けた内容が活きていると思います。類共通基礎科目の授業では「半導体は年々小型化に成功してきたが、今の研究ではその限界にきている」と聞き 高校生の頃から理系科目が好きで、理工系の大学に進もうと思っていました。立地のいい電通大なら通学しやすく、勉強はもちろん、アルバイトや遊びにも打ち込めるような有意義な学生生活が送れるだろうと思い、入学を決めました。初年次の授業で印象に残っているのは「基礎科学実験A」です。物理の教科書で見た重力加速度を実験で体験し、大学の授業はなんて面白いのだろうと心が躍りました。また、研究室の見学会にも1年次から参加が、メディア系より「確率論」の授業を受け夢中になってしまいました。確率論で実際に起きている不思議な事象も解明できるかもしれないと聞いたからです。ここからは進路を方向転換し、統計学やデータ解析の方面に進むことを決意。研究室では社会が抱えるさまざまな課題にデータ解析というアプローチで向き合う毎日です。現在は自然科学の分野とデータ解析を組み合わせ赤潮の発生を解き明かそうと日々奮闘しています。衝撃を受けました。「これから限界を超えていけるか」という話が印象的でそんな研究をしてみたいと心惹かれました。専門教育プログラムでは、光工学プログラムを選んでいます。これまで出てきた内容が応用に進み、専門性が高くなったと実感しました。研究室ではごく小さな電子回路を作る研究に没頭中です。Ⅲ類には先端技術を根幹から支えるユニークな学問が待っています。私はここで夢中になれる学びに出会えました。し、そこで実際に人が走る動きをモーションキャプチャで計測するというダイナミックな実験に魅了され、生体工学を扱う研究室を第一志望にしました。現在は運動と認知機能の関係の研究に励んでいます。この研究では類共通基礎科目で扱った「確率統計」の授業が活きています。自分がどんな分野に進むのか見つけられない人も、講義や研究室見学を重ねるうちに納得のいく選択ができると思います。学びの環境が揃う電通大なら柔軟な方向チェンジが可能講義で耳にしたさりげない話が私の研究選びのきっかけに確かめながら進路を探せば納得のいく選択に満足できる新道 志 さん情報理工学域 Ⅰ類(情報系) 情報数理工学プログラム 4年 川野秀一研究室 所属神奈川県立厚木高等学校 出身藤倉 健太 さん情報理工学域 Ⅲ類(理工系) 光工学プログラム 4年 水柿義直研究室 所属東京都立小松川高等学校 出身宗平 麗 さん情報理工学域 Ⅱ類(融合系) 計測・制御システムプログラム 4年 安藤創一研究室 所属東京都立調布南高等学校 出身当初メディア表現を志したのは映画や音楽が好きだったから。せっかくなのでVR・ARなど最新の表現を学ぼうと思っていました。最先端のメディア表現に惹かれる幅広い知識を貪欲に吸収していた1年次。得意科目を見つけたく、どの科目も遅れないように必死でついていきました。興味関心をどんどん広げる時期学び方の基本姿勢や基礎知識を固めつつ、自分の興味関心を見定めるため、気になる研究室の見学会へ足を運びました。さまざまな研究室へ関心を寄せる情報系の学問はどれも興味が尽きませんでしたが「解析学」や「確率論」を初めて知り、その後の進路が変わることに。方向転換のきっかけとなる科目と出会う理論の話だけではなく、その分野の研究の現在地を聞き、学びと未来のつながりを具体的に想像できるようになりました。半導体研究の限界の話が響く「確率統計」で数理統計学の本質に触れました。この科目がのちの4年次の研究を支えてくれることになります。現在の研究に欠かせない講義と出会うメディア分野に進む予定を変更。情報数理工学プログラムを専攻し、世の中の現象をコンピューターで解析する方面へ。情報数理工学にすっかり魅了されるこの頃の課題は独自の考察が必要な内容ばかりで苦労しました。友人と遅くまでディスカッションをしながら進めました。答えのない問いに立ち向かう時期1年次に見学した生体情報を計測する研究室の実験が忘れられず、計測・制御システムプログラムを選択しました。運動や脳の機能を情報で解明したい古典文学や医療分野までデータ解析で向き合う研究室です。私は赤潮という水質汚染問題にデータ解析で挑んでいます。高度な問題を切りひらいていく光工学プログラムを選択しましたが、研究室は電子工学プログラムの研究室です。自分のやりたいテーマを追いかけて入室。プログラムの垣根を越えた研究室へMATLABというソフトウェアでデータを数値化し評価をしています。将来は運動が困難な方への応用も期待される研究です。骨格筋への電気刺激による効果を研究InterviewResearch UEC!教育制度

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