電気通信大学 大学案内 2022
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Student's Voice38情報理工学域Ⅰ類(情報系) スマートフォンのアプリやSNSなど情報技術を用いたサービスが身近にあふれる中、そのシステムがどんな仕組みで作られているのかを学びたいと思い、情報系の学問を中心に据えるⅠ類を志望しました。Ⅰ類はAIやビッグデータの活用といった世の中から注目されている分野が揃っているのが魅力です。コンピュータさえあれば学べるのも今の時代に合っていると感じます。 2年次までは基礎や理論を学び3年次からは応用や実社会での活用といった実践的な内容に触れます。「コミュニケーション論」や「人間工学」、「運動と筋の科学」の授業で生理機能や心理機能について学んでからは、これらの生体情報を用いたインターフェースに関する研究をしたいと考えるようになり、それが研究室を選んだきっかけにもなっています。電通大ではプログラミングを1から学ぶので入学時にできなくても心配はいりません。私も未経験者でしたが今ではスマホアプリを作れるようになりました。Ⅰ類には 子どものころからゲームが好きで、いつか自分でゲームを作ってみたいと思っていました。受験期の大学選びでは将来の就職に困らないよう情報系の知識と技術を身につけたいと思い、電通大のⅠ類を目指して受験。入学してからはプログラミングを基礎から学びました。経営・社会情報学プログラムに進んで以降は、専門性の高い授業にシフトしました。例えば、小さな車をプログラミングで動かし障害物走をさせる授業などにおいては情報システムを設計し運用する技術を習得でき「一口に情報系といってもこんな分野も学べるのか」と驚いたものです。市販のゲーム機を活用し視覚から得た情報が重心の動きにどう影響するのかを計測する実験はゲーム好きの自分にぴったりでした。しかし扱うのは専門分野なので、簡単なことばかりではありません。実験や計測が思うようにいかないときもあり、なぜエラーが出るのか根気よく考えながら手を動かして乗り越えられる人が向いていると思います。新しいプログラミング言語の習得やその応用を熱心に学ぶ人が多い印象です。専門的な勉強に打ち込んでいる友達と切磋琢磨しながら、自分自身も大きく成長できたと実感しています。この環境で学んだことを活かし、新しいソフトウェアやインターフェースの開発に携わりたいと思っています。 4年次になりこれまで発表された論文を読むうちにゲームの考え方を学問にした「ゲーミフィケーション」に出会いました。卒業研究ではゲームと同様に好きだった「旅行」をゲームのように攻略できるプラットフォームを開発しています。自分の「好き」と徹底して向き合うことができる大学生活です。変化の激しい時代とともにある電通大の学問が知的好奇心を刺激電通大の学びを通して自分の「好き」を拡張しよう矢田 翔大 さん情報理工学域 Ⅰ類(情報系) 経営・社会情報学プログラム 3年愛知県立豊橋東高等学校 出身古賀 友朗 さん情報理工学域 Ⅰ類(情報系) 経営・社会情報学プログラム 4年 山本佳世子研究室 所属千葉県立東葛飾高等学校 出身矢田さんの3年次前学期の時間割時間割月火水木金1限目ベンチャービジネス概論2限目プログラミング言語実験コミュニケーション論Technical English3限目オペレーションズ・リサーチ人間工学4限目多変量解析オペレーティングシステム論5限目運動と筋の科学経済学情報工学工房6限目サークル古賀さんの3年次後学期の時間割時間割月火水木金1限目知的財産権マーケティング科学2限目経営・社会情報学実験信頼性工学言語認知工学3限目形式言語理論メディア論オペレーションズ・リサーチTechnical English4限目ソーシャルコンピューティングソフトウェア工学金融工学5限目アルバイト6限目サークルプログラミングの応用を実践する「情報工学工房」は熱心な学生が集まり、刺激的な科目でした。ラジオドラマや映像の制作をするサークルに所属し、ストップモーションアニメを作りました。

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