電気通信大学 大学案内 2022
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マテリアル有機磁性体ⅢTOP-LEVEL RESEARCH6有機磁性体の結晶有機化合物は磁性を持たないというのが従来の科学の世界の常識であった。しかし研究が進むにつれて、常識を覆す磁気性を持つ有機化合物の存在が明らかになり、石田研究室では世界で3番目の早さで磁気性を持つ有機化合物の発見を成し遂げた。純粋有機ラジカル強磁性体のおよそ半数はここ石田研究室から見つかっている。石田尚行研究室電気通信大学における化学・物理の分野はエレクトロニクスの発展につながるテーマの研究が盛んだ。急速に転換するこの分野の中で、世界に発信できる付加価値の高い未来の材料開発に寄与する研究を広く取り扱うのが電通大の材料科学だ。専門家の間では“電通大の化学・物理の分野はユニークで面白い”と評判も高い。環境面も充実し、理系大学の中でも測定・解析の機材類を豊富に所有していることで名高い。電通大でこの分野を研究する学生は実際にものをつくって、触って、調査をし、解析、評価ができるという一連の貴重なチャンスに恵まれる。そのため卒業生の社会からの信頼も厚く、将来は順応性、先進性の高い人材として活躍が期待できるだろう。マテリアル(材料科学)@UEC

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