電気通信大学 大学案内 2024
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Ⅱ類セキュリティ情報学プログラム/情報通信工学プログラム/電子情報学プログラム/計測・制御システムプログラム/先端ロボティクスプログラムPick up LABTopicsstudent's voiceThe University of Electro-Communications / 33遠隔操作・監視の臨場感を実現する映像伝送・通信技術の研究遠隔地点のロボットや自動車を操作者があたかもその場にいて操作・監視しているような遠隔臨場感を実現するための遠隔映像伝送・通信技術の研究に取り組んでいます。遠隔臨場感に向けては、人間の視覚反応時間よりも早い超低遅延通信が必要であり、映像の圧縮・符号化技術がとても重要です。そのため、操作者の視線や嗜好に合わせて違和感のない映像を伝送するために、深層学習を用いてどのように映像を圧縮・伝送する必要があるかを明らかにすることを目的に研究に取り組んでいます。無線信号で長距離に伝搬される意図しない情報漏洩暗号計算の実行中に発生する消費電力や電磁波などの意図しない情報漏洩を分析し暗号鍵を抽出できます。この漏洩が無線信号で長距離に伝搬される場合、特定のミックスドシグナルチップには大きな脅威です。そのメカニズムを解明、対策を開発し、より安全なシステムを目指します。電磁波センシングによる次世代画像診断携帯電話等の電磁波は生体への安全性が確認されています。この安全な電磁波をセンシングに使うことで、癌組織を発見したり、道路やトンネル内部の亀裂や腐食を探知することができます。これらの実用化に向け、計測と情報科学を融合させながら、革新的なセンシング技術を創出します。交通事故を無くしたいという夢を持っており、自動運転技術に興味を持ちました。現在は車と車、信号機、人がつながりあうことで事前に事故を回避する協調型自動運転について研究をしています。研究活動では、画像処理や通信、機械学習などの新たな知識を学びながら研究するため大変です。しかし、それを乗り越えた先に新たな価値を見出せることが非常に面白いです。感覚と身体の研究で見えてくる脳機能の解明とその拡張ヒトは生まれつきもたない身体部位を、自分の身体のように感じ自在に操れるのでしょうか?脳は、新しい身体を自己の一部として受け入れられるのでしょうか?こうした問いへの挑戦から、脳機能を解明し、さらには脳がどこまで物理的身体から自由になれるのか、そのフロンティアを探求します。サステナブルな世界で期待されるロボットの開発シリコーンゴムなどのやわらかい材料を用いたロボットの研究を行っています。将来のロボットの広範な利用と持続可能な社会の両立のために、最近では特に環境にやさしい、やわらかいロボットの開発を行っています。人間社会や自然環境と調和したロボットの実現を目指します。山田 準一郎さん情報通信工学プログラム 博士前期 1年香川県 高松市立高松第一高等学校 出身情報通信工学プログラムセキュリティ情報学プログラム李 陽 研究室須藤 克弥 研究室電子情報学プログラム計測・制御システムプログラム木寺 正平 研究室先端ロボティクスプログラム宮脇 陽一 研究室新竹 純 研究室

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