Ⅲ類(理工系) 電子工学プログラム 古川研究室11光ファイバーに色素などを添加して、「色」でひずみを感知する光ファイバーを開発することに取り組んでいます。添加物を光ファイバーの中に分散させることで、添加物が存在する構造を何メートルと続くようにできます。たとえば、青い光が当たると赤く発光する特性のある色素の場合、その反応は微小で顕微鏡でしか確認できないかもしれません。それでも、添加物が光ファイバーに詰まっていれば、青い光を光ファイバーに入射することで、赤い発光は積算され肉眼で見られるような明るさで反対側から出てくるため、微細で複雑なデバイスを搭載しなくても信号を検出しやすい光ファイバーが実現でき、トンネルや橋などのインフラに張り巡らせれば、建造物のひずみを検出するシステムが実現できます。このように、資源を過剰に使わずに実現できる技術を開発していきたいです。機能性材料の担体としてのプラスチック光ファイバー
元のページ ../index.html#11