電気通信大学 大学案内 2025
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Ⅰ類(情報系) 経営・社会情報学プログラム 山本研究室07私がライフワークとして取り組んでいるのは災害科学の研究です。この分野の研究を始めた契機は、1995年に発生した阪神・淡路大震災でした。その後、2011年の東日本大震災、2024年元旦の能登半島地震等において情報通信技術がいかに活用されたかを研究し、その成果をもとに、被災地の復旧・復興支援に関し、政府や自治体等への提言を行っています。私の研究室では、超スマート社会、仮想空間と現実空間が融合したデジタルツインと言われる社会で役立つ新たな情報通信技術の開発や情報分析を行っています。中でも、近年注目されているのは、GIS(geographic information systems:地理情報システム)を用いた情報の収集・共有化・提供システムの開発。さらに統計的手法や数学的手法等を利用した政策評価も行い、この成果は、近年世界中で多発する多様な災害の復旧・復興支援、防災・減災対策に貢献するものであると期待されています。GIS(地理情報システム)を用いた情報の収集・共有化・提供システムの開発

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