新潟県立大学 2020年度 海外研修・留学の手引き
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ピッツバーグは、米国北東部に位置する創造性に富んだ大都市です。かつて鉄鋼業や造船業が発展し、世界有数の工業都市として栄えました。1960年代以降、日本の鉄鋼製品がアメリカ市場を席巻し、ピッツバーグの製鉄所が続々閉鎖され、街全体が深刻な衰退に陥りました。労働者も転出していき、2000年には1950年のピーク時に比べ、人口が半減したと言われています。しかし、その後ピッツバーグは市内の大学の資源を活用して、Google等の大企業や研究機関を積極的に誘致し、ハイテク産業をはじめ医療、教育を中心とした産業構造に転換しました。経済再生を果たした都市再開発の成功事例として、世界的に評価されてきました。また、市の中心部に公園、オフィスビル、文化施設等を建設し、公共交通を整備した結果、現在、ピッツバーグは全米で最も住みやすい街のひとつとしてしばしば取り上げられるようになりました。●対象学年●対象学部●研修先大学・機関●研修期間●最少プログラム催行人数●最大プログラム催行人数●担当教員2年生以上全学部デュケイン大学8~9月、4週間10人特に定めない李、Stoeckelピッツバーグ……………………………………………………………………………………………………研修先での学び………………………研修先での生活と参加費用○学習内容○クラス編成第 1 週:フィールドワーク第2~4週:英語クラス英語クラスは他の留学生との混合クラス○滞在先○研修費用… 55~60万円程度(国内移動費は別)ホームステイ研修先での学びこのプログラムは米国ミネソタ州の州都、セントポール市にあるベセル大学で実施されます。授業は午前に語学の授業、そして大学教員等、ゲスト講師によるレクチャーがあります。午後は週に一回、TESOLという第二外国語の教授法を学ぶベセル大生とのジョイントクラスがあり、他には文化・教育施設の訪問や講義などがあります。なお、ミネソタ研修は関西学院大学とのジョイント・プログラムになります。レクチャーは、週毎に教育、多様性、家族をテーマとしており、ミネソタの暮らしや多様な移民の文化、養子縁組や米国の法律、そしてボランティアなどに関する講義があります。お昼は、ベセル大学の学食で学生に混じって食事します。午後のTESOLでは、発音練習をベセル大学教員や現地学生がしてくれたり、スキットで外国語の学習方法を紹介し合ったりします。小学校での共同学習やボランティア活動、移民向け英語教室で英語を「教える」体験などのプログラムがあります。他にはミュージカルの授業と観劇・バックステージツアー、歴史博物館やクッキング教室での授業もあります。週末にはキャンプ場に宿泊し、指導員らと一緒にレクリエーション活動などを行います。人間生活学部学生が参加する場合は、現地コーディネーターと相談して専門にあった活動も設定してきました。ミネソタ・プログラムの最大の特徴が、充分に準備されたホームステイでの生活体験です。現地コーディネーターの友人・知人を中心とするホストファミリーは、皆さんの帰宅後も、週末もほったらかしにしません。宿題を一緒にしてくれる「ワン・パーソン・ワン・ホームステイ」ですので、家族を独り占めにできます。英語が苦手な人でも、楽しく、充実した時間を過ごせる体験型の学習環境が用意されています。海外英語研修B●対象学年●対象学部●研修先大学・機関●研修期間●最少プログラム催行人数●最大プログラム催行人数●担当教員全学年全学部ベセル大学・セントポールインターカルチュラルインスティテュート2月~3月、3週間10名程度30名程度小谷、福本、Adamsonミネソタ対象学年全学年対象学部全学部……………………………………………………………………………………………………………………………………研修先での生活と参加費用○学習内容○クラス編成○学習時間ESL・TESOL・レクチャー、学習ツアー本学学生と関西学院大生との混合クラス、週に一度ベセル大生との混合クラス1日7時間程度○滞在先○研修費用(渡航費等を含む)…45万円程度ホームステイ、1人部屋海外英語研修A長 期中 期対象学年2年生以上対象学部全学部08

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