新潟県立大学 2024 GUIDE BOOK
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長野県長野吉田高等学校国際地域学部国際地域学科露中韓コース4年2022年9月~2023年1月文藻外語大学(台湾)新潟県立柏崎翔洋中等教育学校出身人間生活学部子ども学科3年2022年8月~2022年12月ハワイ大学カウアイコミュニティカレッジ(米国)私は高校生の時に修学旅行で台湾を訪れた際、その美しい街並みと台湾の方の温かい人柄に惹かれ、以来、台湾に興味をもつようになりました。大学2年次から中国語を専攻して学ぶうち、一度、中国語しか使えない環境に身を置いて、集中して中国語の勉強に取り組みたいと思い、3年次の夏から好きな台湾で留学することを決意しました。留学先の文藻外語大学の学生は、私たち日本人に親しく接してくれる学生ばかりで、留学中には、彼らと食事やパーティー、観光地巡りなどをして、楽しい思い出をたくさん作ることができました。語学に関しては、中国語を使う機会を増やそうと、授業以外にも様々なイベントに参加したり、日本語が通じる現地の友人と話す時や授業で議論する時も、できる限り日本語を使わないようにして、特に聴く力と話す力を高める努力をしていました。留学したての頃は、台湾人の話す中国語のスピードについていけず、話の内容をほとんど理解できなかったのですが、勉強するうち、次第に相手の話を理解できるようになっていることに気が付いた時は、努力の甲斐があったと嬉しく思いました。また、今回留学してみて、改めて台湾の人たちの温かさを身に染みて感じました。当初の留学の目的は語学力を高めることでしたが、こうした台湾人の人柄にも助けられ、語学力以外にも、様々な交流の場に進んで参加して、相手に話しかけられるような行動力や積極性も身に付けることができたと思います。私は2年次の8月にハワイ大学カウアイコミュニティカレッジに交換留学をしました。日本の子ども園では近年外国籍の子どもの受入れが進んでおり、将来保育教諭として働く上で必要になる多様性を認める考え方や英語のスキルを得たいと思い、留学を決めました。カレッジでは、幼児教育に関連する授業科目を中心に履修しました。授業の中で特に印象に残っているのは、現地の幼稚園を見学した時のことです。ハワイの幼稚園では、国籍の違う子どもたちが当たり前のように受け入れられており、特別な配慮が必要な園児として受け入れられている日本の園との違いを実感しました。また、授業に出席する中で、幼児教育が世界で広く研究分野として確立していることがわかり、幼稚園教諭という職業を専門職として強く意識するようになりました。さらに、こうした学びと同じくらい大きな収穫だったのは、自分を見つめ直す時間でした。自分が何をしている時に幸せと感じるのか、将来何がしたいのか、自分のことが一つひとつクリアになっていきました。こうした時間の中で、最初の一歩がなかなか踏み出せない心配性だった私が、「まずはやってみよう」と挑戦してみる、そんな新しい自分にも出会うことができました。今回の留学は、私の人生にとって、留学しなかったその後の自分を想像できないくらい貴重な経験になりました。後輩の新潟県立大生にも留学にチャレンジして、大きく成長してもらいたいと思います。新潟県立大学国際交流センターのウェブサイトには、交換留学・派遣留学を経験した学生の留学体験記を多数掲載しています。こちらも併せてご覧ください。13POINT交換留学交換留学交換留学生・海外研修参加学生インタビュー

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