黒龍江省ハルビン市 Heilongjiang University大学・都市の特徴1946年に設立されたハルビン外国語専門学校をもとに、1958年に黒龍江大学となり、黒龍江省を代表する総合大学として発展しました。韓国やロシアからの留学生が多く、日本人の留学生は少数です。黒龍江省と新潟県の間に1983年に友好協定が結ばれて以来、県費留学生などが多数新潟を訪れています。ハルビンは、夏は涼しく、冬は氷祭りが有名であり、中国の標準語が話されている地域です。交換・派遣留学参加者の声派遣留学2024年9月〜2025年12月国際地域学部露中韓コース 霞 はるの さん2024年の4月から1年間大学を休学し、9月から12月まで派遣留学をしました。2023年にも同じ期間に交換留学をしていたのですが、語学力の更なる向上を目指して再度留学に挑戦しました。黒龍江大学では留学生向けの中国語の授業のほかに、中国人の学生と1対1で行われる補講や中国文化に関する授業なども履修しました。毎日中国語の授業があり、90分の授業が週に11回あります。学校到着後に受ける試験の結果でクラス分けをされ、半年間多国籍のクラスメイトと一緒に授業を受けました。生活面では1回目の留学に比べて交流の幅が広がり、韓国人やロシア人とよく行動を共にしていました。私の留学は語学力の向上だけでなく国際交流も目的の1つにあったので、有意義な時間を過ごすことができました。Q. 留学中楽しかったことを教えてください。国慶節(建国記念日)に中国各地を旅行したことです。西安の兵馬俑や桂林の川下りなど、中国の歴史と自然を満喫しました。都市によって食べ物や街の雰囲気が全く違うので、何都市か周ってみることをお勧めします! Q. あなたの今後の人生に、留学経験は役に立つと思いますか?母国の大学から編入していたり仕事で駐在していたりと、留学先には国籍や年齢も様々で色々な経歴を持った人たちが集まります。多くの人生プランを見ることで、卒業後の進路を明確化することができました。Q. 留学をすることで自国および外国に対する考え方の変化はありましたか?中国の飲食店ではQRコードを読み取って注文し、支払いは基本的にコード決済のみの場所が多いです。想像以上に便利で発展していて驚きました。留学の形態 交換留学または派遣留学交換留学派遣上限人数 若干名受講できるコース ●留学生向けの中国語コース ●留学生向けの一般科目受講条件 語学力試験あり学期スケジュール ●秋学期:9月上旬から約4ヶ月 ●春学期:3月上旬から約4ヶ月費用概算(1学期/2025年1月時点) ●参加費:260元 ●学費(派遣留学のみ):留学生向けの中国語コース 7,500元 :留学生向けの一般科目 7,750元 ●宿舎費(1人部屋):82〜120元/日、(2人部屋):41〜60元/日 ●食費:約950元/月 ●保険料:400元/学期CHINA中国黒龍江大学協定校HPはこちらから留学情報はこちらからもご覧いただけます 北京市 University of International Business and Economics大学・都市の特徴北京の市街地にキャンパスがあります。1951年に設立された北京対外貿易学院に2000年に中国金融学院が合併し、対外経済貿易大学として国家重点大学のひとつになりました。経済、貿易、金融、企業管理、法律、語学、情報管理などの学科を含む30以上の学部課程と、修士、博士課程の大学院が設置されています。学生数は約15,000人、学位取得のための留学生数は約3,000人です。交換・派遣留学参加者の声派遣留学2024年9月〜2025年7月国際地域学部露中韓コース 諏訪田 梓唯 さん1年間休学して3年生9月から派遣留学をしました。留学中は、国際交流イベントや学内サークルに積極的に参加し、授業以外の場でも交流の輪を広げながら、中国語を使う機会を意識的に増やして過ごしました。サークル活動では現地の学生と関わる中で多くの刺激を受けるとともに、何気ない会話の中で自分の中国語が通じるたびに学習へのモチベーションが大きく高まりました。また、授業や寮生活を通じて、様々な国からの留学生と交流し、多様な文化や価値観に触れることができました。この留学生活を通じて、多くの人々との出会いを経験し、語学学習の楽しさを心から実感しました。もちろん困難や苦労もありましたが、それらを乗り越える過程が自己成長につながり、とても充実した留学経験となりました。Q. 留学中、乗り越えるのが困難に感じたエピソードを教えてください。留学当初、留学生寮が満室でキャンパス内に住むことができず、渡航後しばらくはホテル暮らしを余儀なくされたことです。慣れない土地でのホテル探しや、ラッシュ時の地下鉄での通学は想像以上に大変で、長期のホテル生活は経済的にも負担が大きかったです。 Q. その困難をどのように乗り越えましたか?現地で知り合った友人に助けてもらいながら、寮のスタッフに何度も部屋の空き状況を確認しに行ったり、派遣留学生は入寮の優先順位が低いと言われても諦めずに強気で交渉を続けたりして、1ヶ月以内に部屋を用意してもらいました。 Q. 留学前に準備しておけばよかったと思うことはありますか?有名な作品だけでも日本のアニメを観ておくべきだったと後悔しています。他国からの留学生や現地の学生と交流する中で、アニメの知識があったらもっと会話が弾んだなという場面が多くありました。留学の形態 交換留学または派遣留学交換留学派遣上限人数 年間2名程度受講できるコース 【交換留学】 ●Chinese Course ・20-H Chinese Course ・6-H Chinese Course ●Business, Economic and Cultural Course ・School of International Education (SIE) ・School of International Trade and Economics (SITE) ・Business School (BS)【派遣留学】 ●Non-Degree Program (Chinese Training Programほか)受講条件【交換留学】 ●本学での通算GPA3.0以上を推奨 ●HSK(漢語水平考試)3〜4級程度またはTOEFL(iBT)80、 IELTS6.0程度の語学力を有することを推奨【派遣留学】 ●100時間以上の中国語学習歴がある又は200〜300程度の中国語基礎単語を使いこなせること。学期スケジュール ●秋学期:9月〜1月 ●春学期:3月〜7月費用概算(1学期/2025年1月時点) ●授業料(派遣留学のみ):9,900〜19,800元 ●出願料(派遣留学のみ):660元 ●寮費(2人部屋):80〜90元/日 (3人部屋)50〜60元/日 ●食費:約2,000元/月(毎日学食の場合) ●留学期間が6か月以上の場合、指定の留学生保険(800元/年)に加入する必要がある。寮・食堂などの生活環境 ●キャンパス内に食堂、銀行、運動施設などが完備されている。 ●キャンパス内の学生寮は収容数が限られているため、 多くの場合はキャンパス外の提携ホテルが割り当てられる (費用は上記の寮費と同程度)。 ●バディ制度あり。CHINA中国対外経済貿易大学協定校HPはこちらから留学情報はこちらからもご覧いただけます20
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