新潟県立大学 大学案内 2025
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STUDENT’S VOICE17新潟県立新潟西高等学校出身国際地域学部国際地域学科露中韓コース4年宮城県立仙台南高等学校出身国際地域学部国際地域学科国際関係コース3年 来日した留学生の区役所での手続き、アパート探しや携帯電話の契約などを補助するのが留学生サポーターの役割です。でも、実はサポートしているという感覚はあまりなくて、日本人の友だちと同じように付き合っています。東京でも大阪でもなく新潟に来てくれて、新潟を好きになってくれるのを見るのも嬉しいです。 旅行やカラオケに行ったり、留学生がご飯を作ってくれて、そのままアパートに泊まったり…、僕らとの何気ない日常が、彼らの「留学」の一部になればいいなと思います。サポーターはボランティアですが、留学生にとって日本での初めての友だちになれることが何よりの報酬だと思っています。 僕は授業の課題のために、留学生に頼んで韓国の友だちにアンケートをとってもらったことがあります。韓国語で話せるのも嬉しいですし、こちらが一方的にサポートしているというより、お互い助け合って学んでいると感じます。夏季休業中に僕も韓国に2か月ほど留学する予定です。 海外の学生と交流ができるのは、なにも留学先だけではありません。新潟県立大学には学内でできる国際交流の機会がいくつもあります。新潟県国際交流推進基金事業 新潟とモンゴルをつなぐ架け橋 グローバル人材育成プロジェクトTOPIC2024年3月、本学、長岡造形大学、三条市立大学から選抜された学生10名が、モンゴルで現地の学生と英語でジョイントセミナーを行い、新潟の魅力をアピールすると同時に、お互いの国の課題を共有し、ともに考えました。6日間のフィールドワークで、現地の学校、企業や遊牧民の生活などを視察し、新潟とモンゴルのこれからの交流の形について考え、報告会で提案しました。サマーセミナー海外協定校の学生を新潟に招き、本学学生と文化体験やグループワークなどの交流を行うサマーセミナーを毎年開催しています(コロナ禍ではオンラインで開催)。世界各国の留学生と交流できる絶好の機会とあって、毎年応募者が殺到する人気のイベントです。日本語チューター日本語チューターは、新潟県立大学で学ぶ留学生への日本語の学習支援をその活動とします。週に1回程度、留学生と1対1で会って、日本語で話したり、日本語に関する質問に答えたり、留学生の言語を教えてもらったりします。こうした活動の中で、互いの文化や社会を知ることができるのも魅力です。留学生サポーター新潟県立大学に入学したばかりの留学生が新潟での生活に上手く馴染めるように生活面のサポートをするのが留学生サポーターです。具体的な活動としては、新潟到着時の出迎えや大学施設・周辺店舗の案内、区役所での手続きの補助などです。COIL型授業COIL(Collaborative Online International Learning)とは、ICTを用いて海外の大学と交流を行う教育手法であり、本学でもZoomやPadletなどを使って海外の学生と共同学習を行う授業を展開しています。言語や文化背景の異なる双方の学生が共に学び合うことで、新たな視点が得られたり、異文化理解が進むといった教育効果が期待されています。3. 学内の国際交流

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