5つの方向性新潟県立大学は、「国際」「地域」「人間」の各視点から社会の諸課題を幅広く研究し、これらの課題の発見と解決を担う中核的人材を育成するとともに、地域づくりに貢献する大学を目指します。05 急速なデジタル化に対応したデータサイエンス教育の重視等、社会の要請や変化に的確に対応した取組みを強化しています。本学では数理・データサイエンス・AIへの関心を育み、数理・データサイエンス・AIの適切な理解とスキルを学び、データ分析のための具体的 デジタル手法を修得できる実践的データサイエンスの教育を実施しています。▶ 詳細は9ページ国際経済学部データサイエンス経済コース開設プロジェクト型学習(PBL)手法を導入し学生・企業・教員による学びを通じて実践的課題解決力を育成 今日、大規模データから、社会・経済・健康・環境、防災などの幅広い分野の課題解決に必要な知見を引き出し、新たな価値を創出する「データサイエンス」は、社会・経済・地域の発展の基礎となっています。そして今、大規模データを収集・分析し、実践的課題に取り組む専門性の高い人材(データサイエンス人材)が注目されています。 本学では、データサイエンスの基礎とデータ利活用のスキルを修得し、それをもとに社会・経済・地域の持続的発展と価値創造に貢献する実践力のある人材の育成を目指して、2025年4月に国際経済学部に「データサイエンス経済コース」を開設します。データサイエンス経済コースではPBL手法を導入し、実践的課題解決力を育みます。UNP DSリテラシー教育プログラム▶ 詳細は12ページさまざまな職種、分野の現場で役立つ統計やデータサイエンスに関する基礎的な知識とスキル修得 2022年に、様々なデータを活用して経済社会の発展と価値創造に資する人材を育成するためデータサイエンス教育センターを設置しました。 データサイエンスに関する知識を学べる講義と演習からなるオムニバス形式の全学共通科目「データサイエンスリテラシー」や、ビジネス、ヘルスケア、国際紛争でのデータ利活用の事例などを学び、学部の専門分野へと繋がる科目を開講しています。 また、より実践的かつ専門的な内容を学びたい学生向けに企業人や他大学の教員をゲストスピーカーにお招きして特別講座を開講しています。産業界と連携したDX教育プログラムデジタルと食品の高付加価値化・消費者購買行動分析の掛け合わせによる高度専門人材育成教育プログラム 本学は2021年度に文部科学省「デジタルと専門分野の掛け合わせによる産業DXをけん引する高度専門人材育成事業」に採択され、計算サーバ演習室の設置や豪雪地帯である新潟の特性を活かした雪室による食品貯蔵効果について遠隔操作によりデータ解析を行う環境を構築しました。 新潟県の主要産業である食料品産業のデジタル化・高付加価値化をけん引する高度専門人材を育成するため、県内の産業界・行政機関と連携し、デジタル教育設備を活用して、高度なスキルと実践力を修得するための演習・実習による「デジタル×専門分野融合型プログラム」を継続実施しています。新潟県立大学の01変化する時代を乗り切る知力ある人材の育成
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