新潟県立大学 大学案内 2025
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 国際的視野を持ち、地域社会を支える実践力を養うため、様々な視点から学ぶ機会や地域社会との連携を考える場を提供します。多文化共生についての理解を深め、積極的に地域の課題に取り組む力を育むための実地研修やフィールドワークを実施します。06 実習科目として2年次以上の学生を対象に開講されているフィールドワークでは、国内外の地域を視察、調査することで、その地域の過去から現在に至るまでの社会的背景や現状、課題を探っていきます。その地域の見聞を広めるだけでなく、そこで起きている問題をより身近な問題として捉え、それに向き合う力を養うことが目標です。こうした力は複雑化する国際社会と地域社会の問題を考えていく上で欠かすことのできないスキルの一つです。(2024年度は台湾と熊本県水俣市のフィールドワークを開講予定)海外実地研修 本学には、大きく分けてロシア、中国、韓国を訪問し、その文化や歴史を学ぶ海外実地研修と、ハワイやインドネシアにおいて保育・幼児教育や福祉、栄養管理等を学ぶ海外実地研修の2つがあります。前者は主に国際地域学部と国際経済学部の学生を対象としたもので、後者は主に人間生活学部の学生を対象としたものです。 対象学部は異なりますが、いずれも体験重視のプログラムで、その文化や社会に直接触れ、自身の価値観を広げることを目標にしています。さらに後者の研修には、上記の目標のほかに、これからの地域社会のグローバル化に適応するべく、保育・幼児教育や福祉、栄養に関する海外での実情を知るといった目標もあります。そのため、現地大学での講義の受講のほか、実習体験や現地学生との交流機会も十分に組み込んだプログラムになっています。 研修後は、国際的な視野に立って自身の学問を追求していくことで、地域社会に貢献できるグローバル人材として必要な知識や技術を磨いていきます。実践的専門力のある人材の育成フィールドワーク02国際社会にはばたき地域社会を支える

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