三条市役所勤務6本大学院は、大学キャンパスに、院生用共同研究室、講義室、大講義室を備えた大学院棟を設置し、充実した教育・研究の場を設けています。特に24時間利用可能な院生用共同研究室は、個々の学生が研究を行えるよう、個人用の机・椅子等を備えており、論文作成、資料収集・分析を行うための環境を整備しています。図書館には約13万冊の蔵書と国内外の雑誌、視聴覚資料などがあり、英語の書籍・資料の他にロシア語、中国語、韓国語の書籍・資料も充実しています。 市町村の行政栄養士として、様々な職種や関係組織と連携しながら住民の健康づくりに取り組んでいます。限られた資源の中で、成果の見える栄養政策が求められるようになり、取り組んでいる栄養政策によって住民にどのような変化がみられたか評価する必要性を感じ、大学院に進みました。 研究では、データの分析作業や結果の考察などについて先生方から丁寧に御指導をいただき、修士論文を完成させることができました。大学院で学んだ2年間を振り返ると、行政栄養士として勤務しながらの研究は大変な部分はありましたが、これまで取り組んできたことの成果を明らかにすることができ、とても満足しています。研究で学んだことはどれも業務にいきることばかりで充実していましたし、同じ志を持つ仲間ができたことも心強かったです。 大学院での学びをいかし、求められる行政栄養士に近づけるよう、これからも挑戦し続けたいと思います。 研究科入学の動機は、大学学部生のときに研究に興味を持ったことと、大学卒業後、病院で実際に働いたときに、大学で学んだはずのスキルや知識が不十分であることを痛感したことから、実務につながる知識とスキルの向上を目指して入学を決めました。 一緒に学ぶ院生は、行政や他病院等で働く社会人院生で、経験豊富な院生の中でディスカッションに参加できたことで、各分野の実情に沿った意見等から多くの学びを得ました。また、授業では実務にも直結する知識を得ることができたと感じています。さらに、研究を通して、自分の疑問に対する解決法を学ぶと同時に、実際の現場(職場)でも根拠に基づく論理的な考え方が少しずつできるようになったと実感しています。 私は長野から通学していますが、長期履修制度の利用と、大学院教員や職場の理解のもと、主に平日夜間や休日、オンラインで受講できるよう日程調整していただき、仕事と学業を両立できています。行政栄養士としてのスキルアップを目指して働きながら実務に繋がる知識とスキルを学ぶ院生紹介修了生紹介施設紹介大学院棟共同研究室図書館
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