滋賀県立大学 CAMPUS GUIDE 2022
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大学院学生の知的探求心に応えるために、高度な研究に取り組み、学問の世界を広げる4研究科9専攻からなる大学院を設置しています。● 環境動態学専攻生物圏環境部門/生態系保全部門/生物生産部門自然生態系が人為的撹乱や環境変動に対してどのように応答するのか追究します。琵琶湖とその周辺環境の生態系をモデルとし、物質や生物群集の動態を調べることで、自然環境の保全と管理のための基礎的知見を集積します。一方で、自然が私たちに与えてくれる恩恵、いわゆる生態系サービスとしての農業のあり方について研究することで、持続可能な社会の構築に貢献しています。これらの活動を通して、自然生態系の保全、あるいは持続可能な生物生産や資源利用に関して提言のできる人材の育成を目指します。環境科学研究科● 環境計画学専攻環境意匠研究部門/地域環境経営研究部門環境意匠研究部門では、自然環境と共生する持続可能な社会環境の創出を目指し、安全で快適な生活空間・建築空間・都市空間を創造するための造形論・意匠論・計画論・技術論を追究しています。地域環境経営研究部門では、持続的な資源利用と地域経営、環境保全を可能にする地域社会のあり方を探るとともに、それを実現するための計画とその運用について教育研究を行っています。● 材料科学専攻【博士前期課程】無機材料部門/有機材料部門本専攻では、21世紀の高度化した工業技術の進展に貢献でき、地球環境に調和した先端材料の開発と研究を目指しています。無機材料から有機材料までの各種材料に関する幅広い知識と開発能力を有し、さらに高度に複合化した材料にも対応できる人材を養成しています。無機材料部門と有機材料部門にそれぞれ3研究分野を置き、互いに連携しながら材料科学ならびにその関連分野について、高度な知識の習得と深い理解、またその応用を図るための教育研究を行っています。● 電子システム工学専攻【博士前期課程】電子工学部門/電子応用部門/情報部門電気・電子・情報システムの視点から、幅広い基礎知識を含む高度な専門知識を習得するとともに、顕在化している多岐にわたる環境問題が解決でき、持続可能な開発につながる電子システムおよびその関連システム・要素を創成できる、有為の人材を育成します。電子工学部門、電子応用部門および情報部門を置き、有機的に互いに連携しながら、工学上の諸問題に関して電子システムの立場から解を導き出すことができ、社会経済において指導的役割を果たせるような人が育つ教育研究を実践します。工学研究科● 機械システム工学専攻【博士前期課程】機械をシステムととらえ、機能の多様化や知能化を電子制御技術などの活用によって実現することを目指しています。また、人間と機械を取り巻く地球環境への影響を考慮した機械システムのあり方を検討するために、エネルギーや材料、加工技術を含めた広い視野から研究・教育を実践しています。そのため、分野横断的な教育・研究が行えるように、エネルギーと動力、流体工学、材料力学、機械ダイナミクス、メカトロニクス、生産システムの各研究分野から構成されています。● 先端工学専攻【博士後期課程】博士前期課程における教育研究の一層の深化を図るために、博士後期課程ではすべての専攻を融合した先端工学専攻を置いています。本専攻では、研究者相互の知的融合や協同を通じて、高度な学問的見識や研究開発能力に加えて、豊かな人間性を兼ね備えた人材の養成を図っています。さらに、人間と環境に適した科学技術の創出と、応用のための独創的研究を推進し、それらの産業への応用を目指しています。● 地域文化学専攻日本・歴史文化論部門/日本・現代地域論部門/国際文化論部門グローバリゼーションに適合する地域社会とはいかにあるべきかを、各部門の観点から追究しています。日本・歴史文化論部門では歴史学・考古学・美術史学を基盤に、近江や日本、隣接地域の地域社会の構造や文化について教育研究を行います。日本・現代地域論部門では社会学・地理学・民俗学・保存修景学・文化人類学・地域計画学を基盤に、近江や日本、隣接地域の地域社会の構造や社会意識、地域活性化を図る方法について教育研究を行います。国際文化論部門では文化人類学・近現代史・思想史・文学・言語学を基盤に、アジアや欧米地域の文化・言語を対象に研究を進め、世界に向けて情報発信できる人材育成を目的としています。人間文化学研究科● 生活文化学専攻生活デザイン部門/健康栄養部門/人間関係部門本専攻では生活科学と人間科学の立場からライフスタイルを取り扱っています。人間のライフサイクル全般を通した生活と社会との関わりを、生活デザイン・健康と栄養・人間関係の視点から根底的に見直し、真に充足した健康で快適な生活文化と生活環境とを生み出すための教育研究を展開しています。生活の中でのデザインを探究し、健全なライフスタイルと生活環境をデザインする生活デザイン部門。栄養に関する生活の知恵や技術を科学的に捉え、健康生活の実現を目的とする健康栄養部門。望ましい生活環境を創造するための、新たな人間関係を築く方法を考える人間関係部門の3部門を設置しています。● 人間看護学専攻基盤看護学部門(研究コース)/生涯健康看護学部門(研究コース)/高度実践看護学部門(専門看護師育成コース:慢性疾患看護学分野および在宅看護分野)/助産学部門(助産師育成コース)養護教諭専修免許取得本研究科は、看護学に関する高度な専門的知識・技能と高潔な倫理観を持ち、人々の健康と安寧に貢献できる人材を育成します。そのため、4部門3コースを開設し、多様なニーズを持つ人々の生活や社会状況を深く理解し、実践の科学として看護を探究する力を養っていきます。人間看護学研究科e-PICT大学院修士課程または博士前期課程に在学する学生を対象とした大学院副専攻ICT実践学座。地域産業・地域課題解決に向けて、数理モデル・情報解析能力を習得した学生を養成し、地域におけるICTの中核を担う人材の育成を目指しています。詳しい情報は公式サイトをチェック!CHECK MORE!詳しい情報は公式サイトをチェック!51

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