滋賀県立大学 CAMPUS GUIDE 2025
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在学中のロボット設計が、現在の職に就くきっかけになりました。大学祭実行委員会の活動で培った企画力を社内で発揮しています。現在は通常業務のほかに、女性活躍推進チームなど社内のさまざまな有志活動に参加しています。特に工場のアンバサダーとして、広報部と協力し精力的に活動中です。具体的には、職人の方へのインタビューや工場現場の取材を行い、それらの内容を記事にまとめ社内に向けて発信しています。そういった活動での企画力は、学生時代に大学祭実行委員会に所属していた経験が生きています。学生自らが率先して手作りする大学祭だったため、企画力を始めとしさまざまな力が身につきました。今後も、良い意味で周囲を巻き込み、発信を続けていきたいです。琵琶湖と共に生き、湖魚の魅力を発信。在学中、ガンジス川やベネチアなどを訪れたことをきっかけに「水と共にある暮らし」に惹かれていきました。海外での経験を通して改めて琵琶湖の魅力に気づき、地元滋賀で漁師になる道を選択。毎日のように琵琶湖で漁をし、獲れた魚を地元の人へ届けることに大きなやりがいを感じています。2020年には琵琶湖の文化を多くの人に発信していきたいという想いから、フィッシャーアーキテクトを設立。マルシェ出店、漁体験などさまざまなイベント活動を行っています。琵琶湖と湖魚の魅力を伝えることを通じて、漁師という仕事の付加価値を高められるよう努めています。大学での学びとつながりが、自身の仕事を豊かにしてくれた。大学では、建築・ものづくりを通して環境問題や社会問題を解決する方法論を研究しました。課題を発見し、その中で何をすべきかを有機的に考える視点は、自身の仕事で役立っています。スキルはもちろんですが、大学で先生や生徒同士のつながりができたことも今の仕事に非常に生きています。県内でのショッピングモールでイベントに講師として招いていただいたり、団体で漁業体験に来ていただいたりしました。今後は建築の知識を生かして、漁師をはじめとする地元の人々のために、建物の整備や町の風景作りにも取り組んでいきたいです。3回生のときに、自分が考案したロボットのアイデアが採用され、実際に授業内で製作したことが、設計の仕事を考え始めたきっかけです。班のメンバーで材料や寸法を相談し、時には失敗もしながら、アイデアを形にしていくことに楽しさを覚えました。現在は、オフィスで使用するキャビネットやロッカーなどの収納製品の設計を担っています。図面を書くだけではなく、自社工場・外注先への影響等も考慮し、多くの人とコミュニケーションを取りながら仕事をしています。実際のオフィスやドラマのセットなどで自分が設計に携わった製品を見ると、とても嬉しいです。工学部 機械システム工学科 2018年度卒業20憧れの設計職で、身の回りの欠かせないものを社会へ株式会社イトーキ 生産本部 第2開発設計部 第1開発設計室山口 美寿穂 さん地元・滋賀で琵琶湖の魅力を全国、世界に届ける志賀町漁業協同組合・フィッシャーアーキテクト代表環境科学部 環境建築デザイン学科 2014年度卒業駒井 健也 さん環境科学研究科 環境計画学専攻環境意匠研究部門 2016年度修了RootsofActivePerson活躍する卒業生

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