滋賀県立大学 CAMPUS GUIDE 2026
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◆粘弾性ダンパを有する構造の形状最適化手法の検討◆Sonic-IR法による損傷の非破壊検出に関する研究◆排気からの二酸化炭素回収に適したエンジンの研究◆2輪モバイルロボットの円軌道フォーメーション制御◆生物模倣技術を用いたドローンのプロペラの騒音低減◆持続可能な循環型サプライチェーンの最適化研究室HPFBを用いた植物の水耕栽培(図1)研究室HP中耳の振動解析用有限要素モデル(図1)製造業 62%研究室HPドローンの翼の流体騒音低減(図2)研究室HP三次元音響空間の多点加振試験(図2)卸小売業 7%学術研究サービス業 3%41%59%運輸業・ 郵便業 7%公務 7%サービス業 14%エネルギーと動力分野では、持続可能な社会の実現に貢献するための、エネルギー変換システムに関する研究を行っています。具体的には、二酸化炭素の回収に適した火花点火エンジンの研究や、再生可能な新燃料に適したディーゼルエンジンに関する研究、CT撮影の原理を応用した温度分布測定法の研究、マイクロ・ナノテクノロジーを駆使したセンサ開発とそれに基づく伝熱研究など、エンジン、燃焼・燃料工学、熱流体工学に関わる幅広い研究を行っています。安全・安心で快適な社会を実現するために、高性能で、かつ軽くて壊れにくい機械をつくるための材料の高機能化と信頼性向上に関する研究に取り組んでいます。レーザ熱処理を活用した新しいモノづくり、金属3D積層造形技術の高度化に関する研究、機械やその部品の破壊メカニズム解明・強度評価技術、赤外線や超音波などを利用した損傷の非破壊検査技術など、機械材料に関する幅広いテーマに取り組んでいます。就職率・進学率 2024年度学部卒業生本研究分野では、環境やエネルギーに関連したさまざまな課題に対する流体工学的観点からの解決や、マイクロ・ナノテクノロジーへの流体工学の応用を目指しています。特に、「ファインバブルの発生法と応用」のテーマでは効率的なファインバブル(FB)の発生方法や植物の生長促進(図1)について、「流体関連機器の性能向上」のテーマでは魚型水中調査機に用いる前縁波形状翼やドローンの流体騒音低減(図2)について、実験及び数値流体解析を用いて研究を行っています。機械や生体の振動や運動、騒音などの動的な現象に関する研究に取り組んでいます。これらの研究は、機械や構造物の設計・保守などの機能創生に欠かせないものであり、人間社会の安全・安心・快適性に寄与すると期待されています。中耳の鼓膜修復用材料の形状最適化の研究では、数値解析を活用して本来の聴覚特性の実現を目指しています(図1)。また、自動車車室などの三次元音響空間の固有振動を計測する方法として、分散制御による多点加振法を開発しています(図2)。南川 久人 教授、安田 孝宏 准教授呉 志強 教授、大浦 靖典 准教授、田中 昂 講師独自開発センサによる燃焼伝熱計測レーザ熱処理による材料の高強度化進学就職河□ 澄 教授、出島 一仁 講師田邉 裕貴 教授、和泉 遊以 准教授ディーゼル火炎可視化画像の解析赤外線による損傷の非破壊検査業種別就職状況 2024年度学部卒業生卒業論文テーマ例進路状況エネルギーと動力材料力学流体工学機械ダイナミクス持続可能な社会の実現に貢献するエネルギー変換システムの研究強く、軽く、高性能!な機械を目指した材料研究流体工学を用いた環境やエネルギー関連の課題の解決人間の特性や人間との関わりを考えた動的設計36

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