宇都宮大学大学院 国際学研究科 博士前期課程・博士後期課程 2016
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国際学研究科の概要2▲国際学研究科の沿革と概要宇都宮大学大学院国際学研究科(修士課程)は、平成11年(1999年)4月、国立大学唯一の国際学部を基礎に、「国際社会研究専攻」(入学定員10名)及び「国際文化研究専攻」(入学定員10名)の2専攻をもって開設されました。また、平成16年(2004年)4月には、国際交流・国際貢献に寄与しうる人材の養成への内外の二一ズに応えるため、第3の専攻となる「国際交流研究専攻」(入学定員10名)が設置され、上記3つの専攻における教育研究を通じて、政府・民間・非営利3部門における国際的な高度専門職業人の養成に努めています。すでに多くの修了生が各界で活躍しています。➡6ページさらに平成19年(2007年)4月より、多文化公共圏形成にかかわる課題設定、企画立案、実施の組織的監理を行う指導的高度職業専門人を養成するために、本研究科に博士後期課程を新たに開設しました。そして、それに伴って修士課程の名称を博士前期課程と改めました。本研究科は、国立大学唯一の国際学研究科として国際学の教育研究の発展に努め、平成15年(2003年)にはAPSIA(国際関係大学院協会)に準加盟を果たし、教育研究水準の高さは国際的にも認められています。また、社会人及び外国人留学生を積極的に受け入れており、博士前期課程の入学者選抜には「一般選抜」のほか「外国人留学生」「社会人」「国際交流・貢献活動経験者」を対象とする各特別選抜があります。さらに、夜間・週末開講等を実施するほか、長期履修学生制度を導入するなど、社会人が研究にとりくみやすい環境の整備につとめています。➡3,9ページごあいさつ国際学研究科長 田巻松雄  優れた研究を可能にする不可欠の条件は、強烈な問題意識、良質なデータ、理論的思考だと思っています。問題意識とは、研究の意味を根底から問おうとする意識のことで、研究に反省的に向き合う中で、発見したり構築したり、再構成したりするものです。良質なデータを収集するには、多くの時間とお金がかかるでしょう。理論的思考を磨くには、すぐれた研究を読み込む必要があります。「国際」という名がつくような学問分野では、既存の学問の枠を超えた総合的な研究が志向される共通性がある一方で、認識主体である個人が自ら問題(対象・目標・方法)を設定しなければ、学問研究自体がスタートしません。国際学研究科では、お互いの問題意識をより鋭いものに鍛え上げるとともに、データ収集の方法と理論的思考に対する批判的・建設的な議論を通じて学びあえる環境作りを目指します。激動する国際社会の諸問題に切り込んでいく優れた研究を、本研究科からたくさん生み出していきましょう。博士前期課程・・・・・・・・・・・・・・・・3博士前期課程の概要・・・・・・・・・・・4~5博士前期課程修了生からの声・・・・・・・・・6博士後期課程の教育と研究・・・・・・・・・・7博士後期課程授業項目・担当教員一覧・・・8~9博士後期課程修了生からの声 ・・・・・・・・10Contents

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