宇都宮大学広報誌 UUnow 第43号
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「競技かるた同好会」はいつできたの?同好会は、僕(藤田部長)が3人の友だちと1年生の時に創立しました。高校の時から百人一首をやっていたので、宇大の仲間たちとサークルを立ち上げたいと思い、やはり高校からやっていた飛田君たちに声をかけました。今では他の大学や専門学校に通うメンバーも参加しています。「かるた」は小倉百人一首です。今年の夏に宇都宮大学の名前で出場する「大学選手権」が、同好会として初めて出場する大会になります。大会は映画『ちはやふる』でも登場する滋賀県の近江神宮。一試合3人のチームで行われます。サークルの活動は?活動は週2回練習があり、17人が所属していて、それぞれ自由に来ています。昨年は夏休みに那須に合宿にいったり、学祭では出店などもしています。宇都宮では、3年前から毎年競技かるたの公式戦が開催されています。有段者は公式戦に出るためにかるた会に所属することが条件ですが、宇都宮大会はD級という無段者が出場する部門もあります。僕は「宇都宮かるた会」に所属して大会に出場しています。「かるた会」には将棋のような段位があるのですね段は十段まであり、僕(藤田部長)は四段です。A級からE級までの級の基準もあり、四段以上がA級、二段から三段がB級、初段がC級、D級は段位なしでE級は初心者です。「競技かるた」の楽しさは?競技かるたは、札を覚えたり難しいことがあるのですが、段々と勝てるようになって乗り越えていくことが楽しみだと思います。団体戦で仲間と同じ目標に向かっての練習がみんなの絆を深めるなど、そういうところに達成感を感じます。百人一首の歌の意味を覚えることの楽しさと、競技スポーツとしての楽しさの両方があるのがこのサークルの醍醐味だと思います。サークルの目標は?宇都宮市は「小倉百人一首」のゆかりの地ではあるのですが、まだまだ東京などに比べると対戦するところが少ないという現状があります。今後の目標としては、このサークルの運営の充実化を図るとともに、対戦したり練習できる場所を増やしていくこと、さらに大会などで活躍することです。また宇大に練習できる環境があることを、宇都宮市の人に少しずつ広めていければ良いと考えています。そのためにも、今いるメンバーで全力で練習していくことが必要です。初めて大会に出場するメンバーもいるので、全国大会とはこういうものだということを体感してもらいたい、大会の経験を通して、今後さらに強くなっていきたいと思います。もう一つ、宇都宮大学の名前でかるた会を立ち上げ、サークルのメンバーと個人戦の公式戦に出場することも目標のひとつです。UUnow第43号 2017.7.20●14世界的な女性リーダーが一堂に会し各国の課題や可能性について議論する世界有数の国際女性会議「グローバル・サミット・オブ・ウィメン東京大会」に、大学院農学研究科2年、林美紗さんが「ヤングリーダー特別奨学生」として参加した。理系女子として「カラスの嘴(くちばし)の皮膚感覚の研究で実験ばかりしているような学生生活。女性の社会進出など社会問題に触れる機会がなかった」という林さん。「すべてが新鮮でした。世界的に活躍している人や起業して成功した人の話を聞いて視野がすごく広がった」と話す。同時に「バックグラウンドによって女性の社会進出の問題に対して考えていることが違う」ことも感じたという。印象深いのは若い起業家がパネラーとなった分科会。「20代で起業している人たちの原動力、エネルギーはすごいなと感じました。そういう人たちの言葉が励みになって、私も頑張ろうという気持ちになりました」特別奨学生として全国から参加した20人の女子大生との交流も刺激になった。「学ぶ分野は違いますがお互い近い目線で率直に意見交換できました。一人ひとり考えていることが違って、いろいろな意見が聞けました。その中で、自分の意志をつくるというか、これから考えていくべきこと、目標を持つことができたように思います」林さんは博士課程への進学を目指している。「いろいろな分野の研究者に出会うことによって、いろいろな視点から動物の不思議というものを研究していきたい」国際会議会場にて世界有数の国際女性会議「グローバル・サミット・オブ・ウィメン東京大会」農学研究科2年林 美紗さんが参加■連絡先:udaikaruta@gmail.com大学選手権に初めて挑戦競技かるた 同好会大学選手権に 初めて挑戦大学選手権に 初めて挑戦競技かるた 同好会大学選手権に初めて挑戦競技かるた 同好会大学選手権に 初めて挑戦競技かるた競技かるた 同好会 同好会大学選手権に 初めて挑戦サークル & サークル前列右から国際学部国際文化学科3年 飛田龍太朗、教育学部総合人間形成課程3年 藤田牧水(部長)、農学部農業環境工学科 橋本祥。後列右から教育学部学校教育教員養成課程教科実技系1年 島貫友奈、地域デザイン科学部建築都市デザイン学科1年 木下萌々子
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